日本人が旅先で戸惑うのがチップ。元々ベトナムにはチップの習慣はありませんでしたが、最近は広まっています。今も、チップは一部を除いて原則的に不要ですが、チップをスマートな活用すれば、旅行がもっと快適になります。
●ちょっとした感謝の意を示すには、1万ドン程度のチップを。両替の時に、1万ドン札をたくさんもらっておきましょう。
●チップが必須なのは、旅行者に人気のフットマッサージ。3ー5万ドン程度のチップを払うのが現地の習慣です。マッサージそのものの代金が、7ー10万ドン程度なので、チップとしては高額に感じられるかもしれませんが、これが現地での相場になります。
●ホテルでのチェックイン時、荷物をたくさん運んでもらったときなど、1ー2万ドン程度のチップを渡すのがスマートです。ベッドメークにも1万ドン程度置いておくと、喜ばれるでしょう。
●車をチャーターした場合、ガイドを雇った場合は、チップを渡す方が良いでしょう。ガイドさんには1日当たり5ー10万ドン、ドライバーさんには1日当たり3ー5万ドンが目安です。
●高級レストランでは、少額のお釣りをチップ代わりに置いておくと良いでしょう。なお、あまりにも少額のおつりの場合は、お店側で勝手に切り捨てされることもあります。
●最後に。「チップは旅の潤滑油」と思って、積極的に活用しましょう。ある旅行会社の現地スタッフは「チップとして1万ドン、2万ドンをばらまくくらいのつもりのほうが、旅はスムースになりますよ。日本円にして100円から150円程度を節約するのは、かえってもったいない旅行になりますよ」とアドバイスしています。