【台湾茶の歴史を訪ねる旅】
1月に4年半ぶりに台北に行った。これまで何度も訪ねた台湾だが、やはり心地が良い。理由をつけてまた行きたい。そこで今回は『台湾茶の歴史を訪ねる旅』とのテーマで台湾を歩いてみることにした。元々台湾茶は20年前からのお気に入り、そして茶旅のキーワードとしてもうってつけと一人合点して早々旅支度をする。
4月19日(火)
1. ゲストハウス
台北松山空港は一度使ったら止められない。桃園空港とは圧倒的に便利さが違う。空港では震災後の原発による放射線チェックがあったが、難なく越えた。タクシーに乗れば、瞬く間に台北駅前の本日の宿に到着。
今回は故あってゲストハウスに宿泊。正直ゲストハウスに泊まるのは数十年ぶり。何故泊まるのか。それは・・。会社を辞めて、先週からお世話になり始めたオフィス、そこはガイドブック制作会社。台北側でそれを製作しているKenzoさんが最近ゲストハウスを始めたという。よく聞けばそのKenzoさん、5年ほど前に台北で会っている。ご縁があればそこへ行くのが私の旅。
「EZ Stay」(http://www.ezstaytaiwan.com/jpn.htm)と言う名のゲストハウスは台北駅の真ん前、新光三越の隣のビルにあった。15階のベランダからは台北市内が良く見える。リビング部分は共有スペースでPCも置かれており、自由にネットが出来る。無線で拾える。個室(2人部屋)が2つ、そして女子の4人部屋がある。同じフロアーの別の場所にはドミトリーもある。
ご配慮で個室を与えられたが、早々に共有スペースに出て、PCをセットしてメールチェック。その間に宿泊者、ガイドブック制作者、以前ここに宿泊していた者など、色々と出入りがあり、各人が自然に挨拶して、自然に自分のことを始めていた。ゲストハウスは若者のためにあると思っていたが、おじさんにも楽しいかもしれない。また私が台湾茶の歴史を知りたいというと、早速いくつかの情報が寄せられた。これもホテルの部屋でPCに向かっていても出てこないこと。
その日の夜、11時半頃戻ると、明日オーストラリアに向けて出発する若者の送別会が開かれていた。クラスメートと言うグアテマラ人も駆けつけており、英語・日本語・中国語が飛び交う不思議な空間と化していた。自然に交流し、情報交換できる空間、これはオジサン旅行にもいけるかもしれない。結局寝入ったのは午前2時頃。久々の夜更かしとなった。