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2011.05.04

 旅行記(台湾)

台湾茶の歴史を訪ねる旅(4) 劇的な再会

4.25年ぶり、劇的な再会
Kさん夫妻と別れてタクシーに飛び乗る。今度はある友人より紹介されたBさんと会うためだ。「Bさんは昨年まで交流協会の文化担当をしており、非常に顔の広い方だから、一度会っておいた方がよい」とのメッセージを貰っていた。しかしその次のメッセージには首を傾げた。「Bさんは当日夜台北でライブをやります」、これは一体なんだ?文化担当とミュージシャンが同一人物とは??

指定された場所に着くと、車からBさんが降りてきた。如何にもミュージシャンが練習を終わってきた感じだ。喫茶店に入り、「初めまして」と挨拶した。Bさんは昨年20年勤めた先を退職、現在は日本で映像関係の仕事をしながら、歌を作り、そして台北時代に結成したバンドメンバーとライブも行っていた。ちょうど今夜がそのライブの日であったという訳だ。


途中でBさんの携帯電話が鳴り、国語(中国語)で流暢に話をしていた。何か少し引っ掛かるものがあった。震災ボランティア、台湾での交流など、その後様々な話をした。共通点もいくつかあった。そして私は最後の質問をした。「その中国語はどこで勉強したのか」と。


驚いたことに彼が口にした留学先と留学時期はなぜか私のものと一致していた。「え?」突然頭の中に25年前が蘇る。「Bさん」、あー、思い出した。確かに同じ時期に上海に居た彼だ。念のため、数人の同学の名前を挙げると彼の顔も輝いてきた。因みにこの再会を当時の留学仲間に連絡すると皆一様に驚いていた。


25年ぶりに再会した。しかもこのような形で。これも最近いうところの茶縁の一つである。懐かしさがこみ上げたその時、日本人の婦人が近づいてきて、我々の再会時間が終了したことを告げた。こうなれば、夜のライブには行かねばなるまい。そして彼に会った最大の目的である台湾茶に詳しい日本人を紹介してもらわねばならない。