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2011.05.25

 旅行記(台湾)

台湾茶の歴史を訪ねる旅(10) 夜市と蛍

10. 夜市と蛍
夕食はL君の車で隣町竹山へ。鹿谷より大きい町とのことで、今日は週2回の夜市が立つ。
行って見ると何とも懐かしい感じの夜市。80年代、台北市内でも見られた屋台が並ぶ伝統的な雰囲気。ステーキの屋台が郷愁をそそる。




先ずはオアジェ(台湾牡蠣オムレツ)を食する。これが普通のものと違って、ソースが掛かっており、中がかなり柔らかい。思わずうまいと唸る。35元、安い。次に鳥の手羽先。フライドチキンとは一味違う美味しさ。鶏肉がウマいからだろうか。そしてスイカジュースを飲みながら、焼きトウモロコシへ。これが何とのり付。恐る恐る食べるとなかなかイケル。もう何年も前からここで海苔味のトウモロコシを売っているとのこと。ふーん。




それから車を回して、渓頭へ向かった。実はL君の一族は地元の名士。昔はこの山一帯の持ち主だったというから凄い。おじいさんの記念碑があるというホテルに向かう。ここは大型施設で、別荘風の建物もあり、避暑地の装い。一度泊まってみたいようなホテルだ。ただ当日は中学生の団体が走り回っており、雰囲気に浸る状況ではなかったが。


松林町と書かれた提灯、おじいさんの日本名は松林さんだった。面白いのはこのホテルの中にパン屋があったり、コンビニは併設されていたりする。近くに商店街がこと、山登りに必要であること、そして小中学生に人気があることから、ここの売り上げは半端ではい額だそうだ。


ホテルを後にして、戻る道すがら、突然脇道に入る。何をするのだろうか。すると車のライト以外灯りがない、真っ暗な林から小さな光がぽつぽつと見えてきた。「ここは蛍の名所だ」と言われ、目を凝らすと無数の蛍が強い光を放ち始めた。少し場所を移動するとどうやらそこは沼地らしく、本当にイルミネーションにように光が蠢く。こんな光景はこれまで見たことがなかった。見ているのは我々僅か3人。何と贅沢な空間だろうか。時刻は夜10時を過ぎていた。