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2011.06.19

 旅行記(台湾)

台湾茶の歴史を訪ねる旅(24)   村子口

24. 村子口
またJさんが迎えに来てくれた。本当に今回は足代わりに使ってしまい恐縮。昼飯を食べに行くことに。正直バイクに往復2時間揺られ、更にはなかなか目に出来ないものを見てしまった興奮も重なり、空腹にはなっていない。しかし私の旅は言われたらそこへ行くもの。


Jさん曰く、「蒋介石と一緒に来た軍人が住む村があって、そこの料理は美味いよ。」。なに?何だか惹かれるものがある。先ずは向かう。市民大道、昔はこの道はなかったので、何となく位置関係が分からない。ここの駐車場に車を入れ、敦化南路の一本東の道を行く。知らなければ通り過ぎる、そんな平屋の佇まいが村口子であった。特に看板が出ている訳ではない。




中に入ると威勢の良いおじさん(パジャマに見える服装)が、「何食うんだ!」といきなりJさんに話し掛ける。丸いテーブルがいくつかあり奥行きのある店の中はもうすぐ2時だと言うのにお客がいる。先ず目に入ったのが、壁に掛けられた水筒や軍帽。壁には「報国増産」などのスローガン。うーん、雰囲気出ている。




メニューはあるのかどうかわからない。Jさんと共に厨房横の台を眺め、好きな料理を選ぶ。私の大好物の大腸など内臓系、豚の耳がどっさり、嬉しい。主食はここの名物、双醬麺。所謂ジャージャー麺の醬と麻醬を両方とも入れ、かき混ぜて食う。なかなかイケル。






ここで麺を食いながらJさんに先程の茶畑旅行を報告。ついでに少し貰った茶葉を分ける。食べ終わってもまだ話が続いたので、少し歩いて伯朗珈琲館(Mr.ブラウンカフェ)に移動。ここは台北の街を歩いているとよく見かけるコーヒーチェーン店。入るのは初めて。何だかちょっとおしゃれで、店内では皆がネットか携帯をいじっている。聞けばここは無料で無線ランが使える。


店内で驚いたのは、コーヒーも売っているが、ウイスキーも販売していること。これは持ち帰り用で、店内で飲むのではないらしい。中国でも香港でもそうだが、従来コーヒーなど飲まない、お茶を飲む文化圏がいつの間にかコーヒー圏に浸食されている。何故だろうか。日常生活がコーヒー、非日常が茶、と区分けされそうで怖い。


あれこれ考えている内に時間が来て、空港まで送ってもらう。僅か10分で到着。兎に角便利である。今回は収穫の多い、中身の濃い訪問であった。次回は1か月後、さて、どうなるのだろうか??実に楽しみである。


第一部 完