みんなで作ろう!「ベトナム旅行便利帳」

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 【[今日もカフェ日和]

011:ベトナムでいちばん有名なカフェはコーヒーを売らない~シンカフェ
2009年05月25日
 
 週末、ちょっと旅行に行こうと思って、カフェにやって来ました。
「旅行に行くのにどうしてカフェに?」
 そう思われませんでしたか? 最初、日本語を習いに来ているベトナム人の学生から、
「先生、安く旅行がしたいんだったら、シンカフェに行かれてはどうですか?」
って、いわれたとき、私は「え? どうしてカフェに?」と聞き直してしまいました。

 旅慣れた方ならご存知かもしれませんが、シンカフェとは、ベトナムでバックパッカー向けのツアーを催行しているツアーデスクの名前なのです。最初は、日本の「トラベルカフェ」みたいに、旅行の情報が得られるカフェなのかなと思ったのですが、カフェとしての機能はなく、本当に100%ツアーデスク。対面式のカウンターには、係員が10人近く座り、大きなバックパックを担いで訪れる旅行者の相談に乗っていました。
 
 シンカフェの特徴は、何といっても安いこと。日系の旅行会社では半日で50ドルとなっているメコンデルタツアーが、こちらでは丸一日のコースで10ドル。これでガイドも食事もついているのだから、驚きです。

 それに加えて私の目を引いたのは、オープンツアーというバス。「ツアー」とはなっていますが、パックツアーではなく、ベトナムの主要都市を結んでいるバス網のことを、「オープンツアーバス」と呼んでいるのだそうです。これを使ってホーチミン市からハノイまで行けば、たったの34ドル。もっとも、最速でも3日くらいかかるそうですが。

 そういえば、昔読んだ、沢木耕太郎の『一号線を北上せよ』という本が、バスを使ってホーチミン市からハノイまで、ベトナムを縦断する話でした。私も一度、やってみたいものです。

 私は、ホーチミン市から車で3時間余のところにある、ムイネーというビーチリゾートまでのオープンツアーバスを申し込みました。片道約5ドル。これで、今度の土日に1泊2日の旅行をするつもり。

 コーヒーを売らない、しかしおそらくベトナムでいちばん有名な、このカフェ、今後も滞在中にお世話になりそうです。

<データ>
Sinh Cafe シンカフェ
住所:246 - 248 De Tham, Q.1, TP.HCM(市民劇場から車で5分)
電話:08-38389593~3838 9597
営業時間:6:30~23:00(無休)
ウェブサイト:http://www.sinhcafevn.com/

 【[ベトナム街角笑ケース]

第11話:停電で動かない信号機
2009年05月25日
 
 alt=""title="" 今日の笑ケースの写真は、何の変哲もない信号機、ただし電気がついていないことを除いては。

 これは今朝、出勤途上に通過した信号機。この一帯は停電らしく、この手前の信号機も、その次の信号機も、いずれも電気が消えていた。日本では、例え停電になっても信号機だけは、非常用のバッテリーか何かがあって消えないという話を聞いたことがある。

 しかし、ベトナムの信号機は、停電になるとあっさり消える。バイクで15分ほどの通勤途上にある信号機が全部、消えていたこともある。そのときは、「他が停電でなくても信号機が率先して消えるんじゃないか」とすら思ったものだ。

 それでも、大した混乱も事故もなく、道路が機能しているのは、いや、笑い話ではなく、感嘆してしまう。

 そもそも、小生がホーチミン市に来た頃は、信号機というものが、滅多になかった。今でも、相当大きな交差点でも、信号機がないところは少なくない。また、フランス統治時代の名残で、ロータリーになっていて、信号機がつけにくい構造になっている交差点もある。

 そんなわけで、ホーチミン市の人は、元々、信号機を見る習慣があまりないのだと思う。

 小生は以前、赤信号で停まっていると、バイクに追突されたことがある。加えて、追突してきた相手のほうが、
「車が通っていないのに、どうして停まっているんだ!」
 と怒るので、反射的に、
「すいません、信号が赤だったので…」
 と謝ってしまったのは、今、思い出しても不覚である。

 ベトナムの笑い話に、信号の見方を子供に教える親の話がある。
親「信号が青のときは進め。じゃあ、黄色のときは?」
子「急いで進め」
親「じゃあ、赤のときは?」
子「警察官がいないのを確認して進め」
 まあ、他の国でもありそうな冗談だが、日本に比べ、ベトナムではかなりリアリティが高い。

 これに「じゃあ、信号がついていないときは?」が加われば、完璧という感じだ。答は、さしずめ「直交している道路から入ってくる車に負けないように進め」だろうか。

 というわけで、今週の「街角笑ケース」殿堂入りは、「停電で動かない信号機」。お後がよろしいようで…。

 【ベトナム基本情報

06月の気候
2009年05月20日
 
●ハノイ市および北部
 南にあるホーチミン市よりも、夏の暑さが厳しいといわれるハノイ市。6月に入ると、こちらも完全な夏模様です。ハノイは5月から9月くらいまでが雨季。ホーチミン市に比べると、降雨量はやや少ないとはいえ、やはり雨季で2日に1回は雨が降りますので、傘の用意は欠かせません。

平均最低気温 25.8度
平均最高気温 32.6度
平均降水量 239.9ミリ
平均降雨日数 14.7日
(上記はハノイ市の6月のデータ)

●中部(フエ、ダナン、ホイアン)
 雨季の南部に対し、中部は乾季の真っ最中。中部の乾季はだいたい2月から8月までで、6月から8月くらいが、中部のビーチを楽しむのには最適の季節です。ただ暑さが非常に厳しいので、観光する際には、帽子をかぶり、まめに水分補給をするなど、熱中症対策をお忘れなく。

平均最低気温 25.5度
平均最高気温 33.9度
平均降水量 87.1ミリ
平均降雨日数 8.0日
(上記はダナン市の6月のデータ)

●ホーチミン市および南部
 ホーチミン市を中心とする南部は、5月から10月が雨季。6月はまさに雨季の真っ最中です。雨季とはいっても、日本の梅雨のように一日中、雨がしとしとと降り続くことはまれ。午後、1時間くらい、マンゴーシャワーと呼ばれるスコールが降り、その後はまたからっと晴れることが多いです。

平均最低気温 24.6度
平均最高気温 32.4度
平均降水量 311.7ミリ
平均降雨日数 19.0日
(上記はホーチミン市の6月のデータ)

<ベトナム歳時記>
●6月1日:国際児童の日
●6月21日:ジャーナリストの日

提供:ベトナム観光文化情報センター
*気象に関するデータ出展:National Meteorological & Hydrological Services

 【[週末小旅行のススメ]

カンボジア編:「今度の週末、暇やなあ。ちょっとアンコールワットでも見てくるか」・その2
2009年05月19日
 
旅行費用が高くなる最大の原因は飛行機代。ホーチミン市からシェムリアップまでは、バスも出ており、これを使えば安くなる。これが第2の選択肢。
 そこで、格安旅行の手配をしているベトナム最大手のツアーデスク・シンカフェを訪れてみた。ここはベトナム全土およびカンボジアに「オープンツアー」という名前のツアーバス網を持っており、ベトナムを旅するバックパッカー御用達の会社。

●シンカフェ
http://www.sinhcafevn.com/
 
 ここではパッケージツアーの販売も行っている。対応してくれた若い男性スタッフが、バスを使った3つのパターンを説明してくれた。
1.往路に飛行機を使い、復路はバスを使う
2.往路にバスを使い、復路に飛行機を使う
3.往復どちらもバスを使う

 ホーチミン市・シェムリアップ間は約600キロ、所要時間12時間。そのため、さすがに1泊2日という日程では無理で、ツアーは基本的に3泊4日になるとのこと。今回は4連休が取れるので問題ないし、同社のツアーには、シェムリアップだけでなく、首都・プノンペンも行程に含まれるというからお得な感じだ。

 後で分かったのだが、これがホーチミン市からアンコール遺跡群を訪れるツアーの「定番中の定番」のようで、様々な会社が、このシンカフェと基本的に同内容のツアーを催行している。

 バスを使った行程のヴァリエーションとして、片道は飛行機を使い、プノンペン観光を含まない2泊3日プラン、逆にプノンペン観光を1日増やした4泊5日プランもあったが、今回は休暇を目いっぱい使った3泊4日プランでいくことにした。

 さて、それぞれの旅程の中身を比較してみた。
1.往路にバスを使い、復路に飛行機を使う
1日目:06:30にホーチミンを出発、13:30にシェムリアップ着。その後フリー。
2日目:午前はフリー。13:30にプノンペンを出発、18:00にシェムリアップ着
3日目:アンコール遺跡群観光
4日目:シェムリアップを出発、飛行機でホーチミン市へ
料金:729万ドン(約409US$)

2.往路に飛行機を使い、復路はバスを使う
1日目:午前にホーチミンを出発、午後にシェムリアップ着。その後フリー。
2日目:アンコール遺跡群観光
3日目:午前にシェムリアップからプノンペンに移動。午後はプノンペン観光
4日目:09:00にプノンペンを出発、15:30にホーチミン市着
料金:729万ドン(約409US$)

3.往復どちらもバスを使う
1日目:06:30にホーチミンを出発、18:30にシェムリアップ着
2日目:アンコール遺跡群観光
3日目:午前にシェムリアップからプノンペンに移動。午後はプノンペン観光
4日目:09:00にプノンペンを出発、15:30にホーチミン市着
料金:468万ドン(約263US$)

 上記の値段はすべて食事代込みで、3つ星(中級)クラスのホテルに泊まった場合。遺跡入場パス(20US$)とカンボジアの空港税(25US$)は含まれていない。当然だが、往復バスを使うと断然安い。ホテルを2つ星に下げると、ツアー代は248US$にまで下がる。これは、バスを使うっきゃない、という感じではないか。

 【[現地発! 旅行ニュース]

世界遺産・ハロン湾へは列車で行こう
2009年05月19日
 


 2009年4月14日付けの以下のニュースでお伝えした、ハノイとハロン湾を結ぶ列車・ハノイエクスプレスですが、利用者がおらず、運行を中止したとの発表がありました。ご注意ください。
(2009年5月19日発信)

提供:ベトナム観光文化情報センター

--------------------
(以下、2009年4月14日付けの記事)
 2009年4月10日より、ハノイとハロン湾を結ぶ列車・ハロンエクスプレスの運行が開始されました。ハノイ市内からハロン湾まではバスが頻繁に運行されており、約3時間半で到着するバスのほうが速いのですが、鉄道ファンの方や、列車でのんびり旅情を楽しみながら移動したい方には、新しい楽しみができたと言えるでしょう。

運行スケジュールと料金は以下の通り。
ハノイ・ザーラム駅 07:05発 → ハロン湾駅 12:00到着
ハロン湾駅 15:00発 → ハノイ・ザーラム駅 20:05到着
料金:US$ 15(片道/外国人料金)、*ベトナム人は US$ 5。

 車両は韓国で使われていた中古車両を改装したもの。6両編成でそのうち1両が食堂車になります。車内には水洗トイレ、液晶テレビもあるそうです。

 ベトナム北部でもどんどん気温が上がっており、6月くらいからは、ハロン湾でも泳げるようになります。8月くらいまでは、シーカヤックなどのマリンスポーツにも最適のシーズン。ぜひこの機会に世界遺産・ハロン湾を訪れてみてください。

 なおザーラム(Gia Lam)駅は、統一鉄道やサパ行きの列車が発着するハノイ駅とは異なります。またザーラムバスターミナルからも2キロほど離れていますので、ご注意ください。市内中心部からタクシーを利用するのが一般的で、所要時間は15分程度です。

提供:ベトナム観光文化情報センター

 【[今日もカフェ日和]

010:ホーチミン市の漫画喫茶に行ってみた!~マンガカフェ
2009年05月18日
 

 街中をバイクで移動中、「Manga cafe」という看板が目に留まりました。これって、もしかして「漫画喫茶」のこと? 「確かめるには入ってみるのがいちばん」と入ってみたところ、想像していたのとは違いましたが、確かに漫画喫茶でした。

 入り口近くは普通のカフェ。しかし、お店の奥にはコミックが収められた横幅3メートルほどの書棚があり、その数はざっと1000冊以上。そして階段を上がった2階は30畳ほどの大きなカーペット敷きのスペース。そこに、座布団とちゃぶ台ほどの低い机が20セットほど置かれています。

 お客さんは若い人ばかりで20人ほど。午後2時というこの時間帯に漫画喫茶に来るということは、授業が早く終わった大学生でしょうか。

 1階で漫画を選んで2階に持って来て、飲み物を頂きながらゆっくりコミックを読むという方式だそうです。アイスミルクコーヒー(2万ドン)を注文した後、1階に下りてコミックのラインナップを見てみました。

 ベトナム語は横書きなので、日本とは逆に左(つまり日本だと裏表紙)から始まるようになっています。版型は全部日本のコミックサイズで、もちろんすべてベトナム語。ただ国産コミックかというと、そうではないようです。と言うか、私が手に取ったものは、どれも日本のコミックばかり。

 4冊、借り出して自分の席に戻って見てみました。『DRAGON BALL』『RAIVE』は、いうまでもなく、それぞれ『ドラゴンボール』『RAVE』のこと。『TENCHI hau dau』は、どうやら奥田ひとし作の『天地無用』のようです。試しに『YAIBA』の第22巻をアマゾンで確認したところ表紙も同じでした。

「ベトナムの漫画はないの?」
 と店員さんに尋ねると、「あるわよ」と出してくれたのは、片手で持てるほどの冊数。それ以外は、ほとんど日本のコミックだそうです。

 ベトナムで日本のコミックが人気だというのは、以前から聞いて知っていました。その筆頭は「ドラえもん」。1992年、タイ語版から翻訳されたものが、大手出版社であるキムドン(Kim Dong)社から出版され、発売後3ヶ月で30万部という、ベトナムでは異例中の異例と言われる大ベストセラーとなったそうです。

 その時は、いわゆる「海賊版」でしたが、1996年に出版元である小学館の版権担当者が渡越して、キムドン出版社と話し合いを持ち、著作権料を支払うことで和解しました。なお、このお金は小学館によって「ドラえもん奨学基金」に寄付されたそうです。その後2005年までの間に「ドラえもん」は2000万部以上売れたといわれています。

 ちなみに『DORAGON BALL』と『YAIBA』はキムドン出版社、『TENCHI hau dau』がチェ出版社、『RAVE』がヴァンホアトンティン出版社が、それぞれ発行元となっていました。

 それにしても、これほどまでにいろんな日本のコミックがベトナムに入り込んでいるというのは、新しい発見でした。聞いてみると、こういった日本のコミックを揃えた「漫画喫茶」は、ホーチミン市内に他にも何軒かあるそうです。

 それでは皆さん、良い一日をお過ごしください。

<データ>
Manga Cafe マンガカフェ
住所:33 Vo Thi Sau, Q.1, TP.HCM
電話:08-38201454
営業時間:7:00~23:00
英語メニューあり/トイレ○/無線ランあり

 【[ベトナム街角笑ケース]

第10話:ヘルメットファッション花盛り
2009年05月18日
 

 小生が愛用しているヘルメットが古くなったので、買い換えることにした。中のスポンジがボロボロになって、着脱するたびに、頭にゴミがつくのである。

 ヘルメット屋に行くと、いろんなデザインのヘルメットが並んでいて楽しませてくれた。そこで今日は、ヘルメットに関する笑えるお話を紹介しよう。

 ベトナムでヘルメット着用が義務化されたのは2007年12月15日のこと。それまで「ヘルメットなんてダサイ」と目の敵にされており、実は、ヘルメット着用の法制化も何度か、庶民の反対でボツになってきたらしい。「王様の法も村の垣根を越えない」というベトナムの格言にも象徴されるように、庶民の自主性の強いベトナムならではである。

 ちなみに、反対の理由の一つに「アオザイにヘルメットは似合わない」というのがあったという。確かに、黒髪を風になびかせながら、バイクで颯爽と走るアオザイ姿を見慣れた人間には、妙に説得力がある理由である。

 それがついに義務化された後、ベトナムでブームになったのがヘルメットファッションである。ヘルメットに見えないデザインのヘルメットが次々と登場した。写真にあるのは、野球帽をかたどったヘルメット。普通のヘルメット(赤いヘルメット)が17万ドン(約950円)なのに対し、野球帽タイプは12万ドン(約670円)と値段もお得だ。

 日焼けを気にする女性には、ヘルメットサンバイザーが人気。普通のヘルメットにサンバイザーをつけて、写真を撮らせてもらった。こちらは3万ドン(約170円)。人によっては複数持っていて、デートに行くとき用の「勝負服」ならぬ「勝負サンバイザー」というのもあるらしい。

 「ヘルメットをかぶること自体が、カッコいい」と思っている人も出てきたようだ。過日、屋台でバンミー(ベトナム風バゲットサンド)を売っているオジさんが、ヘルメットをかぶっていたので、
「どうして?」
 と尋ねると、
「だってカッコがいいだろ」
 という答が返って来て、言葉に詰まったことがある。

 あんなに嫌がっていたヘルメット着用が義務化されても、それをファッションに取り込んで楽しんでしまうベトナム人、いつものことながら、柔軟というか、したたかだなあと思ってしまう。

 問題は、それらファッションヘルメットの多くは、強度が不足していて役に立たないのだという。う~ん、まさに本末転倒。

 そういうわけで、今週の笑ケース殿堂入りは「ヘルメットファッション花盛り」に決定。お後がよろしいようで。

 【[ベトナム・ミステリーゾーン]

第3回:40年間、使われることなく眠り続ける~給水塔
2009年05月16日
 

 高さ約30mという巨大な鉄筋コンクリート製の建造物。

 これは、貯水および水圧強化を目的として作られた給水塔。日本の水道局に相当するサイゴン水道総公社(サワコ)の敷地内にある。

 給水塔は、ベトナム戦争が終結した1975年以前に作られた。ホーチミン市内には、大小合わせて100基以上あるが、実は数十年前から、まったく使われていない。

 というのも、各家庭が、自分で屋上に貯水タンクを備え付けるようになったものだから、給水塔は必要なくなってしまったのである。

 中には、完成直後に水漏れが発覚して、40年余、一度も使われたことがない給水塔もあるという。

 ホーチミン市当局は、2009年4月、サワコに対し「今後、どうするつもりなのか、検討して報告すべし」という勧告を行ったそうだ。しかし「取り壊そう」「いや、補修すれば使える」と議論百出。市内各所に残された給水塔たちの帰趨は、当分定まりそうにない。

【アクセス】
サワコ(SAWACO)はホーチミン市中心部にあるHo Con Ruaという名前のロータリーにある。聖母マリア大聖堂から徒歩約5分。部外者は敷地内へは入れないが、外からでも給水塔は見える。大型給水塔は、バータンハイ通り(10区)、ホーヴァンフエ通り(フーニュアン区)などにもある。

 【[現地発! 旅行ニュース]

お得なキャンペーン情報
2009年05月12日
 

 旅行をするときに、知っていると得をする、そんな情報をお届けします。

●週末に泊まると、1泊、オマケが付いて来る
レジェンドホテルサイゴン(ホーチミン市)

 ホーチミン市にある最高級ホテルの一つ、レジェンドホテルでは、週末に2泊またはそれ以上、宿泊する場合、その直前の金曜日の晩も無料で宿泊できるというキャンペーンがあります。
 実施期間は6月1日から9月1日まで。

レジェンドホテルサイゴン
www.legendsaigon.com/

●世界遺産の町・ホイアンにある人気リゾートのお得なパッケージ
ライフヘリテイジリゾート・ホイアン(ホイアン)

 そのチャーミングな旧市街が世界遺産に指定されているホイアン。その一角にあり、フレンチコロニアル様式の優雅な佇まいが人気のライフヘリテージリゾートホイアン。
 同リゾートが、ツインルーム2泊で196米ドルというお得なパッケージを提供中です。このパッケージには、ダナン空港までの送迎、1回のセットディナーなども含まれています。
 実施期間は10月15日まで。

ライフヘリテイジリゾート・ホイアン
www.life-resorts.com/

●オープンしたばかりの高級リゾートが、期間限定で特別料金に
チェンラリゾート(フーコック島)

 2008年11月にオープンしたばかりの高級リゾート・チェンラ・リゾートでは、2泊以上宿泊する場合、正規料金で316米ドルのシーヴューバンガローに、99米ドルで泊まれる、サマーパッケージを展開中です。
 実施期間は9月30日まで。

チェンラリゾート
www.chenla-resort.com/

 それぞれのキャンペーン内容についての詳細は、直接ホテルへ、もしくは旅行代理店にお問い合わせください。

提供:ベトナム観光文化情報センター

 【[週末小旅行のススメ]

カンボジア編:「今度の週末、暇やなあ。ちょっとアンコールワットでも見てくるか」・その1
2009年05月12日
 
カンボジアにある世界遺産・アンコール遺跡群は、私にとっても、世界中でいちばん行ってみたい場所のひとつである。そんなアンコール遺跡群、実は、ホーチミン市からは週末小旅行の定番だったりする。
「今度の週末、暇やなあ。ちょっとアンコールワットでも見てくるか」
なんていう実に贅沢な会話が、冗談でなくマジメに交わされたりするのである。

「アンコールワット」という名前が通りが良いが、実は、これは数多くある「アンコール遺跡群」のうちの一つ。その北側にあって、約3倍の規模を持つアンコールトムも、これと双璧をなす素晴らしい遺跡。これら2つに加えて、樹木が遺跡の石の間に入り込んでいるタプローム遺跡が、3大人気遺跡というところ。

ほかにも、「女の砦」という意味のバンテアイ・スレイ遺跡、川の中に神聖な彫刻が残されているクバール・スピアン遺跡など、主なものだけでも30箇所を超える遺跡群がある。真面目に見て回るとなると、何日あっても足りないくらいだ。

ベトナムでは4月30日が南部解放記念日、5月1日はメーデーと連休。1日が金曜日なので、全部で4連休になる。暦どおり休みが取れることになったので、「週末、ちょっとアンコール」計画を実行に移すことにした。

ホーチミン市からアンコール遺跡群のある町・シェムリアップを訪れるには、大きく2つの方法がある。
一つは飛行機だ。所要時間はわずか2時間。ベトナム航空のウェブサイトを見てみると、1日6便程度のフライトがあり、土曜日の朝、ホーチミン市を出て、日曜日の夜には帰って来ることことも可能。

●ベトナム航空
http://www.vietnamairlines.com

航空運賃は往復で1人260US$。これに、航空保険特別料金(燃料費含む)、空港税、発券手数料等が加算されるので、まあ、ざっと300US$かかるという見込み。

地元の日系旅行代理店・スケッチトラベルに相談したところ、「航空券と現地のガイドやホテルをセットにして申し込むと、パーツごとに手配するよりもお得ですよ」とのこと。「アンコール遺跡の旅1泊2日」というツアーだと、中級クラスのホテル、シェムリアップ空港-ホテル間往復送迎、ツアー中の食事、移動の車、遺跡入場パス、それに日本語ガイドがついて、1人164US$とのこと。これに加えて航空券代が必要。

●スケッチトラベル
http://www.sketch-travel.com/vietnam/

車を手配したりレストランを探したりするのは結構、手間なものだし、迷子になりそうなほど広大な遺跡群、勝手の分からないカンボジアで、日本語ガイドがついているのも嬉しい。

それらが全部セットになって、この金額は確かにお得な感じがするが、いかんせん、総額で500US$以上かかってしまい、「ちょっと週末、アンコール遺跡へ」という気軽さはなくなってしまう。そこで、第2の選択肢を検討することにした。
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