みんなで作ろう!「ベトナム旅行便利帳」

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 【[ベトナム街角笑ケース]

第12話:4人乗りしているバイク
2009年06月01日
 
 交差点で小生が信号待ちをしていたら、目の前に4人乗りしているバイクが停まった。「これは笑ケースのネタになる」と、さっそくパチリ! ちょっと写真が見にくいが、大人2人、子供2人、合計4人が1台のバイクに乗っているのが、お分かり頂けるだろうか?

 当地では3人乗りは全然珍しくない。4人乗りは、そんなに頻繁には見かけないが、それでもちょくちょくある。私が今までに見たことがある最高記録は5人乗り。おそらく両親らしい大人が2人、子供3人という構成だった。「ベトナムではバイクがファミリーカー」と言われるが、まさにそれを地でいく情景だった。

 では、いったい、ベトナムでは何人乗りまでが合法なのだろう? 会社のベトナム人スタッフに聞いてみると、基本的には2人までだそうだ。大人ばかり3人乗りしていると、交通警察に停められるという。

 大人2人に子供1人という3人乗りはよく見かけるが、これは、どうなんだろう?
「子供は1人未満という解釈で、大丈夫なんじゃないですか?」
「じゃあ、大人2人と子供2人は?」
「法律がどうなっているか分かりませんが、ケースバイケースだと思いますよ。子供2人のうちの1人が、赤ん坊だったら、警察も停めないんじゃないでしょうか?」

 なんと大らかなことだろう!

 実際、小生が今回の写真を撮っているすぐ横に警察官が立っていたが、まったくお咎めなしだった。

 1台のバイクに相乗りをするのは、もちろん、バイクが1台しかなくて仕方なく、という場合もあるが、バイクが2台あっても、「別々に走るのは寂しいから」と1台に乗る場合もあるという。特にカップルや夫婦はそうらしい。

 というわけで、今週の「街角笑ケース」殿堂入りは、ベトナムの人間関係の濃密さを象徴しているかのような「4人乗りしているバイク」でいきましょう。お後がよろしいようで…。

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 【[今日もカフェ日和]

012:ベトナムでもクールジャパン?~オーサカカフェ
2009年06月01日
 
 今日、日本語教師を辞めて日本に帰る同僚を見送りにタンソンニャット空港に行く途中で「オーサカカフェ」という看板を見つけたので、帰りに立ち寄ってみました。

 確かに入り口の門には「Osaka Coffee」と書かれています。中央に山水式の庭がある、雰囲気の良いオープンカフェ。しかしながら、これのいったいどこが「大阪」なのか、分かりません。

 注文を取りにきた店員さんに尋ねてみました。
「この店のオーナーが、Osaka Do(赤大阪)という木が好きなんですよ。それにちなんで、カフェの名前も『大阪』にしたんです。ほら、ここに植わっているのが、その『赤大阪』という木ですよ」
 なるほど。

 日本で、外国語のブランド名や店名があふれているのと同様、ベトナムでも外国語を「カッコいい」とありがたがる風潮はあります。我が日本語は、なかなか健闘していて、街中で日本語を目にすることは少なくありません。

 ベトナムで人気がある日本語フリーペーパーである『ベトナムスケッチ』の2009年6月号でも、町で見かける日本語の看板の特集をしていました。例えば、こんな店があるそうです。
「スシ」(しかし日本食屋ではなくブティック)
「ハナヤ」(その名の通り生花店。ストレート過ぎ?)
「ケンゾー」(枕専門店。ブランド物の枕があるのか?)

 オーサカカフェの場合、「日本語がカッコいい」という理由で、店名にしたわけではなかったわけですが、それでも、日本語が店名に入っていると、何となく親近感が湧くものです。

「何か、大阪に関連した料理はないの?」
 と尋ねると、
「大阪チャーハンというのがあります」
 とのこと。ちょうどお昼時だったので、これを頼むことにしました。お値段は4万9000ドン。出てきたチャーハンには、もちろん、タコ焼きがついているわけでもなく、お好み焼きソースで味付けしてあるわけでもない、普通のチャーハンでした。でもピリっとした辛味が効いていて、美味しかったですよ。

<データ>
Osaka Cafe オーサカカフェ
住所:38 Cuu Long, Q. Tan Binh, TP.HCM(市民劇場から車で20分)
電話:08-38487133
営業時間:06:30~23:00(無休)
英語メニューあり/無線ランあり/トイレ○/2階席がエアコン室/コーヒー2万ドン~

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