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2009年07月20日

 【*ベトナム基本情報

08月の気候

 
●ハノイ市および北部
南にあるホーチミン市よりも、夏の暑さが厳しいといわれるハノイ市も、やはり雨季。2日に1回は雨が降りますので、傘の用意は欠かせません。7月20日には集中豪雨のため、市内の幹線道路が冠水するという事態も発生しました。台風が発生しやすい季節に入ることもあり、豪雨のときは旅行会社などに状況を問い合わせるのが安心でしょう。

平均最低気温 25.7度
平均最高気温 31.9度
平均降水量 318.0ミリ
平均降雨日数 16.7日
(上記はハノイ市のデータ)

●中部(フエ、ダナン、ホイアン)
雨季の北部・南部に対し、中部は乾季の真っ最中。6月から8月くらいが、中部のビーチを楽しむのには最適の季節です。ただ暑さが非常に厳しいので、観光する際には、帽子をかぶり、まめに水分補給をするなど、熱中症対策をお忘れなく。ただしこれからは台風が発生しやすい季節。平野部が少ない中部は台風の影響を受けやすく、特にホイアンは、冠水しやすいのでご注意ください。

平均最低気温 25.5度
平均最高気温 33.9度
平均降水量 103.0ミリ
平均降雨日数 11.4日
(上記はダナン市のデータ)

●ホーチミン市および南部
ホーチミン市を中心とする南部は、まだ雨季の真っ最中です。雨季とはいっても、日本の梅雨のように一日中、雨がしとしとと降り続くことはまれ。午後、1時間くらい、マンゴーシャワーと呼ばれるスコールが降り、その後はまたからっと晴れることが多いです。しかし8月も下旬に入ると、台風が来ることがあり、その場合は長雨になります。

平均最低気温 24.3度
平均最高気温 31.8度
平均降水量 269.8ミリ
平均降雨日数 22.4日
(上記はホーチミン市のデータ)

<ベトナム歳時記>
●08月19日:八月革命勝利記念日
1945年に、当時ベトナムに進駐していた日本軍に勝利したことを記念する日。

*上記の日は、いずれも休日ではありません。

提供:ベトナム観光文化情報センター
*気象に関するデータ出展:National Meteorological & Hydrological Services

 
小生の会社では、給与は現金支給である。最近は、銀行振り込みの会社も増えて来たようだが、ベトナムでは、銀行というものが市民の生活に定着して数年と、まだ馴染みがない。社員たちの給料を、一つずつ封筒に入れて手渡すのは、月末の大切な仕事なのである。

しかし、そこはベトナム。一筋縄でいかないことが多い。



まず通貨。ベトナムではベトナムドン以外に米ドルもよく使われる。さらに米ドルのほうが信頼されていて人気が高い。だから日本人社員のみならず、ベトナム人社員でも、「なるべくたくさん、米ドルで支払って欲しい」という。

さらに、同じ米ドルでも、小額紙幣ではダメで、50ドル以上の高額紙幣を用意する必要がある。「1ドル札が100枚でも、100ドル札が1枚でも、同じ100ドルじゃないか」という日本人の常識は、ここでは通用しない。実際、町の両替屋に行くと、高額紙幣のほうが高く買ってもらえるのだ。

そういうった社員たちの希望に応えるため、月末になると、小生は「ドル屋さん」を会社に呼ぶ。
「今月、100ドル札は何ドルだい?」
「そうですねえ、1ドル札だけなら103枚でいいですよ」
「それは高い。10ドル札を混ぜるから、もう少し安くしてもらえないかね」
などという交渉をする。

もちろん、ここはベトナム。会社が支払いを受けるときの通貨はベトナムドンがほとんど。これをドルに代えると為替差損が出る。米ドルの高額紙幣に替えるとその差損は、ますます大きくなってしまう。だから小額紙幣やベトナムドンを混ぜて支払うようにする。

例えば1000ドルの給料を支払うのに、100ドル札が6枚と、20ドル札が10枚と、それから50万ドン札が7枚と2万ドン札が4枚…、という風に、米ドルとベトナムドンを混ぜて封筒に入れていくのだ。

そういうわけで、月末になると小生は、写真のように米ドルとベトナムドンの紙幣の束と格闘しなければならないのである。今週の笑ケースは「1ドル×100枚=100ドルにあらず」。

それでは、お後がよろしいようで…。

(担当:越野 南雄)

 
ホーチミン市の人は音楽好きです。そんなこの町で、近年、増えて来ているのが、オーディオに凝ったカフェ。今日、私が来ているのも、そんなお店の一つで、店名は「カフェハイエンド」。



写真をご覧頂ければ、真空管アンプが並んでいるのがお分かり頂けると思います。国外から取り寄せたという、大型のタンノイのスピーカーを置いている店もあります。



流れている音楽は、ジャズやフォークが中心。今は超スローテンポで、ドリス・デイの「ケセラセラ」が流れています。ゲストハウスの小さな自室で聞く、パソコンに接続したスピーカーから流れてくる音とは、素人の耳にも違いが歴然。仕事のことも忘れ、ソファに体を沈めてのんびりしてしまいます。

お客さんは若い人が中心ですが、声高に話をする人はおらず、静かな雰囲気の中でゆったりと会話を楽しんでいます。夜になると、それぞれのテーブルの上のろうそくに火が灯され、もちろん、カップルでいっぱい。ご夫婦だろうと思われる、中年の域に差し掛かった雰囲気の良い2人を見かけることもあります。

このカフェ・ハイエンドは、いくつかあるオーディオカフェの中でも人気のあるおお店で、私のいるグエン・ヴァン・トゥー通りの店が1号店、その後、ホー・スアン・フン(Ho Xuan Huong)通り、スーン・グイット・アン(Suong Nguyet Anh)通りに2号店、3号店を出しています。 



もう1曲だけ、聴いてから仕事に出かけることにします。それでは皆さんも良い一日をお過ごしください。

<データ>
Cafe Hi-END カフェハイエンド
住所:217 Nguyen Van Thu, Q.1, TP.HCM(市民劇場から車で10分)
電話:08-38241004
営業時間:07:00~23:00(無休)
英語メニューあり/無線ランあり/トイレ○

2号店
125 Suong Nguyet Anh, Q.1, TP.HCM(市民劇場から車で15分)
電話:08-39303751
営業時間:07:00~23:00(無休)
英語メニューあり/無線ランあり/トイレ○

3号店
13 Ho Xuan Huong, Q.3, TP.HCM(市民劇場から車で15分)
電話:08-39251182
営業時間:07:00~23:00(無休)
英語メニューあり/無線ランあり/トイレ○

 
廃墟、その言葉がぴったり来るこのビル、実は10年足らず前までは、ホーチミン市でもっともお洒落なビルの一つだったのだが...。


その名は「フードセンター・オブ・サイゴン」。かつては、1階から3階が結婚式など宴会に使われる大型レストラン、その上にはカジノなどがあって、夜な夜な不夜城のような賑わいを見せていた。市販の地図には、今も建物のイラストが載っているほどだ。


ところが、現在は最上階に日系の会社が1社、テナントで入っているだけ。外見こそ、華やかだった往時の面影を、まだ残しているが、
「いや、中はひどいもんですよ。例えば、毎日のようにエレベータが故障で止まるので、非常階段で7階まで上り下りなんです。ところが非常階段には電気がなく真っ暗なので、危なくて仕方ありません」
と、同社の社員が、声を潜めて教えてくれた。


栄枯盛衰の激しいホーチミン市は「ドッグイヤー」の町だ。栄華を誇った会社が、数年で見る影もなく没落し、新しい勢力がとって代わる。このビルは、そのことを身をもって示してくれているようだ。


【アクセス】
ドンコイ通り周辺からチョロン(中華街)方面へ車で10分。チャンフンダオ(Tran Hung Dao)通り沿い


(原稿・写真:朋野昭)

 
今日は、本当は教えたくない、とっておきの隠れ家カフェを紹介しましょう。それは「ペルゴラ」というカフェ&レストランです。

ホーチミン市では、ヘムと呼ばれる路地の奥に、素敵なお店が隠れています。以前に紹介した「ハイダウェイ」「ミエンドンタオ」「カスバ」はその好例。このペルゴラも、その典型の一つです。

この店があるのは、市内中心部のドンコイ通りから、バイクで20分近くかかる下町の住宅街の中。表通りから小さな路地に入り、さらに幼稚園の奥に小さな門が見えるだけという状態なので、普通は気がつかないでしょう。



門をくぐって中に入ると、正面には白亜の洋館。ここには会社が入っている模様。右手の奥には、歴史のありそうな2階建てのヴィラがあり、この建物がカフェになっています。ヴィラの1階がテーブル席で、木製のアンティークな感じのするテーブルと椅子が3組。2階にはソファ席を中心に7組と、かなりこじんまりしたお店です。



ヴィラの前の庭は屋外席となっており、テーブルが6組。庭に植えられた樹木が優しい木陰を作り、水草の植わった池が涼しさを演出しています。

お店のウェブサイトに写真があるので、それをご覧頂ければ、お店の様子がイメージして頂けるでしょう。

お店は奥まったところにあるので静か。流れている音楽は控え目で、ここに来ると本当にゆったりした気分に浸ることができます。

由緒のある雰囲気の良い建物、自然を巧みに取り入れた素敵な庭、閑静さ、そして温かみのあるサービス。これらが揃った素敵なカフェが、ホーチミン市にはたくさんあるので驚いてしまいます。私にとっては、ベトナム生活における心のオアシスです。



食事は洋食中心で、なかなか本格的な味。お昼にはランチセットがありますが、用意している数が少ないらしく、早めに行かないと売り切れと言われてしまいます。自家製らしいクッキーや、見た目も美しい、そして実際にかなり美味しいケーキ類も見逃せません。クッキーは持ち帰りも可能で、友人宅に行った際に持参したら、大好評でした。

あえて難点を挙げると、食事はどれも量が少なめで、やや物足りないこと。私も、朝ごはんにクロックムッシュー(3万5000ドン)を頂いたのですが、2時間ほどで、早くもお腹が空いてきてしまいました。今日は午前中いっぱい、ここで仕事をするつもりで来たのですが、ちょっと早めにお昼に出ることにします。



それでは皆さんも良い一日をお過ごしください。

<データ>
Pergola ペルゴラ
住所:28A Tran Cao Van, Q.Phu Nhuan, TP.HCM(市民劇場から車で20分)
電話:08-34495082
営業時間:07:00~23:00(無休)
ウェブサイト:http://www.pergola.vn/
英語メニューあり/無線ランあり/トイレ◎

担当:西田貢一

 
トイレというのは、謎や笑い話が生まれやすいところだと、小生は思うのだが、ベトナムのトイレに関しても、いろんなネタがある。例えば…。

ベトナムでも、最近、設置される便器のほとんどは洋式だと思うが、使い方が分からず、便座の上に靴のまま上がって、そこでしゃがんでしまう人がいるそうだ。確かに便座の上に、くっきりと靴型が残っているのを見ることは、時々ある。

水洗便所も急速に普及しているが、レバーを動かしても、まったく水が出ないことがある。というか、結構、多い。そういう場合は、近くに水を貯めたバケツとひしゃくがあるはずなので、それで流す。

それらの水洗便器も元々は、ちゃんと使えたはずなのだが、ベトナムの製品は何でも壊れやすい。タンクの栓が甘くて水がたまらなかったり、タンクに水を送る管に問題があって、水が来なかったりして、水タンクは「張りぼて」と化する。そうして、「やっぱり、昔ながらのバケツにひしゃくがいちばん確実だね」という結論になるのだ。

しかし、ベトナムのトイレにも、先進的なところがある。何と! ウオシュレットがついているのである。もちろん、そんなに普及率は高くないが、かといって低くもない。そのウオシュレットの写真が、これである。



そう、日本のウオシュレットとはかなり違う。最初にこれを見たときは、何か分からず、「ベトナムの人は、よくシャワーを浴びるから、トイレで大をしたときにも、ついでにシャワーを浴びるのかな」などとも考えた。しかし、いくらなんでも、そんなバカなことはない。

どうして、全般的に前近代的なベトナムのトイレにあって、ウオシュレットなどという近代的なものが、備わっているのか。「清潔好きだから」とか、「紙が流せないトイレが多い(本当です)ので、水洗いする」だとか、諸説ある。小生も使うことがあるが、気持ちが良いものである。

後ろについたレバーを引くと、意外と強い水流が出てくるので要注意。だから、ウオシュレットを使った後の便座は、水で濡れていることが多い。

そういうわけで、今週の笑ケースは、「ベトナム版・ウオシュレット」で。それでは、お後がよろしいようで…。

(担当:越野 南雄)

 
今日は週末。休日の午前中をゆっくり過ごすためにやって来たカフェは、旅行者街として有名なブイヴィエン通りにあるボビーブリューワーズ。と言っても、このカフェは、旅行者ではなく、在住者御用達のお店です。



ベトナム風でないブレンドコーヒー、美味しいハンバーガーやケーキ、無線ランが使えること。加えて、このボビーさんの「売り」は、3階に「ムービーラウ ンジ」があって、常時、映画を放映していること。何か飲み物や食べ物を注文すれば、映画が無料でいくらでも見られるのです。



映画は週替わり。毎週、最新の上映時間表を、店頭で配っています。アメリカ映画が中心のようです。最新の映画は、さすがにやっておらず、「タイタニック」「MI3」など数年前の映画が中心。

席は通称「カップル仕様」。2人がけのソファになっています。真剣に映画に見入っている人もいれば、食事をしながら寛いでいる人もいます。またそれぞれの席には、テーブルがあって、映画を見ながら、ラップトップパソコンでメールのチェックをしている人もいます。

それぞれのテーブルには、コンセントと、自分の手元だけを照らす読書灯もついています。席に座ったままで、追加のオーダーをすることも可能。何時間いても、追い出されることはありません。まるで、自宅にいるようにのんびりできるカフェなのです。

この店はフランチャイズ制。在住者にはやはり人気のようで、加盟店は増えているようです。お店のウェブサイトによれば、現在6店舗。ホーチミン市に、こういうお店は他にないので、まだ増えそうです。

週末の朝、こうして普段と違うことをするのは、良い気分転換。 それでは皆さんも良い週末をお過ごしください。

<データ>
Bobby Brewers ボビーブリューワーズ
住所:45 Bui Vien, Q.1, TP.HCM(市民劇場から徒歩20分)
電話:08-39204090
営業時間:06:30~23:00(無休)
ウェブサイト:http://www.bobbybrewers.com/
英語メニューあり/無線ランあり/トイレ○/コーヒー2万ドン~

 
ある取り引き先に打ち合わせに行った。最初は11時からの予定だったのだが、前の仕事が延びてしまい、先方の会社に着いたのは12時半頃。

「この時間帯は、アレで会議室は使えないし、昼飯に行きますか」
と先方。

「そうですね、この時間はアレですからね」
と私。

どうして、この時間帯は会議室が使えないか。アレとは何か。その答が下の写真である。



これは同社の会議室。横になっているのは、お昼寝中のベトナム人従業員たちである。そう、ベトナムでは、昼食の後に昼寝をする習慣があり、この間、ス ペースに余裕のある会議室は、お昼寝場所になってしまう。昼休みは2時間。つまり12時から午後2時までは、会議はできないのである。

彼らは、ちゃんとお昼寝用のゴザと、簡単な掛け布団、そして枕を会社に置いている。昼寝用のゴザは、縦に三つ折にして、クルクル丸めると小さくなる「会社でのお昼寝用ゴザ」が、ちゃんとスーパーなどでは売られているのである。

会議室に入りきれない人も、机の下に頭を入れて寝ている。またその場所もない人は、机に突っ伏したり、椅子を2つ並べたりして、器用に寝ている。とにかく、孫のいそうなオジさんから、うら若き乙女まで、みんな枕を並べて、堂々とお昼寝をするのだ。

そんなわけで、昼休みに社内を移動するときは、総務部長の顔をまたいだり、ずらりと並んで寝ている若い女性スタッフたちの足をまたいだりするものだから、気を遣う。

元々、この昼寝の習慣は、他の暑い地域と同じく「一日でいちばん暑い時間帯は、仕事にならないから」という理由で根付いたようだ。その分、始業時刻は早 めで、8時ごろというところが多いように思う。日本なら9時・5時のところ、1時間早く働き始め、1時間長めにお昼休みを取るというわけだ。

ただ、外資系の会社では、昼休みが1時間しかない会社が多く、お昼寝をする余裕もないようである。また、ベトナム資本の会社でも、以前に比べれば、昼休みが短くなり、お昼寝をする人も減って来てはいるようだ。ベトナムも世知辛くなったものである。

そういうわけで、今週の笑ケースは、「昼下がりには使えなくなる会議室」にしよう。

それでは、お後がよろしいようで…。

(担当:越野 南雄)

 
最後に、皆さんの参考になりそうなデータをあげておく。

<小遣い帳>
結論から言えば、今回も1日5000円という予算内にほぼ収まった。正確にいうとには少しだけ足が出てしまったが。あと節約できるとすればホテル代。昼間はビーチに出ているのだから、ホテルは寝るだけと考えるなら、20ドル以下のミニホテルも数多くある。ただし、旅行代理店では取り扱っていないので、直接、ホテルにコンタクトして予約する必要がある。

ホテル代 82万ドン
ハイドロフォイル 32万ドン
市内移動のタクシー(2日間) 20万ドン
1日目昼食 18万ドン
1日目夕食 20万ドン
2日目昼食 10万ドン
パラソルとチェアのレンタル 12万ドン
合計 194万ドン(約109ドル)
*ドル支払いのものもあるが、すべてベトナムドンに換算。1万ドン以下の端数は省略した。

<主なホテル>
1)バックビーチ
ビーチライフをメインに考えるなら、バックビーチ。しかし、プライベートビーチを持つホテルはない。またオンザビーチのホテルもないので、ビーチに出るには、いずれもホテルから道路を渡る必要がある。
ヴンタウ初の、そして唯一の5つ星ホテルであるインペリアルは、現在、オープン記念特別プロモーション価格(正規料金の半額)で泊まることができる。

●ミイレ My Le 30ドル~
http://www.mylehotel.com.vn/khachsannn.htm

●キャプサンジャック Cap Saint Jacques 37ドル~
http://www.hotelcapsaintjacques.com/

●サミー Sammy 38ドル~

●ディーアイシースター DIC Star 40ドル~
http://www.dicstarhotel.com.vn

●インペリアル Imperial 125ドル~(2009年9月までの特別価格)
http://imperialhotelvietnam.com/

2)フロントビーチ
こちらもオンザビーチのホテルはない。ロケーションにも大差はないので、あとは値段で選ぶのが順当だろう。以下のホテルの中では、ペトロハウスが、コロニアル調の造りでユニークな存在だ。フロントビーチ側での私のお気に入り。

●レックス Rex 30ドル~

●パレス Palace 40ドル~
http://www.palacehotel.com.vn

●ペトロハウス Petro House 40ドル~

●グランド Grand 70ドル~
http://www.grand.oscvn.com

3)その他
それ以外のエリアにある注目ホテルは、以下の2つ。ビンアンビレッジは、高級リゾートホテル。9室しかなく、フロントビーチから、北へ1キロほどのところに位置する。もう1つの注目ホテルは、船着場からバックビーチに向かう途中に近年オープンした、ランルンリゾート。

●ビンアンヴィレッジ Binh An Village 95ドル~
http://www.binhanvillage.com/

●ランルンリゾート Lan Rung 55ドル~(ホテルのウェブサイトでの料金)
http://www.lanrungresort.com/

*宿泊料金は、いずれも私が調べた時点(2009年5月)のもので、但し書きをつけたもの以外、旅行代理店経由で申し込んだ場合の金額。同じホテル、同じ日程でも、代理店によって値段が大幅に異なる場合があるので、よく比較検討されることをお勧めする。私の知っている範囲で、ホテルのウェブサイトを掲載した。

<私の一押しレストラン>
●トゥインチャイ Thuyen Chai(シーフード)
住所:48-50 Tran Hung Dao, TP.Vung Tau
電話:064-3511086

<船会社> 
●ヴィナエキスプレス Vina Express 
ホーチミン営業所 08-38214948, 08-38297892
ヴンタウ営業所 064-856565, 064-856530, 064-510900, 064-510689

●グリーンラインズ Green Lines
ホーチミン営業所 08-38215609, 08-38218189, 08-39147806
ヴンタウ営業所 064-510720, 064-810202

●ペトロエキスプレス Petro Express
ホーチミン営業所 08-38210650, 08-38210653
ヴンタウ営業所 064-515151, 064-511913

 

ベトナムは、かつてはフランスの植民地だった関係で、フランスパンが美味しいので有名です。しかし、日本にあるような、いわゆる「ベーカリー」みたいなものは、あまりありません。

店の奥で焼かれた出来立てのパンが店内に並び、トングとトレイで好きなパンを選んで…、というスタイルですね。しかし最近、そんなベーカリーがホーチミン市では増えています。今日、朝ごはんを頂いている、このトゥ・レ・ジュールは、そんなベーカリーの先駆けの一つ。


ハイバーチュン通りに1号店が出きるや否や、地元の在住外国人を中心に話題になって、大繁盛。現在、4号店まであるそうです。今、私がこれを書いているのは、ベンタン市場に近いチャンフンダオ通りのお店。



1号店同様、1階がベーカリーで、2階がカフェになっています。1号店に比べると面積は半分以下ですが、それでも店内に並べられた食欲をそそるパンの種類は、ざっと70種類以上。これらは、テイクアウトもできるし、店内で食べることもできます。

さて私の今日の朝食メニューは、ハムクロワッサン(1万1000ドン)、ピロシキ風の野菜入りおかずパン(1万1000ドン)と、好物の日本のアンパン(1万ドン)、これにアイスコーヒー(3万ドン)。合計6万2000ドン(約340円)です。

パンは美味しく、店内は清潔で、重宝するお店ではあるのですが、時に居心地の悪さを感じることもあります。例えば、お店のドアを開けると、店員さんがいっせいに「いらしゃいませ!」と迎えてくれる、日本でもお馴染みの情景。しかし、ほとんどの店員さんは、こちらを振り向きもしていないんですね。「マニュアル通りに接客しています」という感じ。

ベトナムのカフェだと「お兄さん、汗びっしょりですね。ここがいちばん涼しい席ですから、こちらへどうぞ」「パソコンで作業されるのだったら、ここの席がコンセントが近くて便利ですよ」など、人肌の暖かさの感じられるサービスをしてくれるお店がいっぱいあります。


もちろん、反面、客を客とも思わないような無愛想なお店もありますし、店員さんが盛んに話しかけて来るので、落ち着いて仕事ができずに困ってしまうこともありますが…。そういう人間味のあるベトナムのサービスが、私にとっては心地よいので、こういうお店のように、「機械的に処理される」と、何となく落ち着かないのです。


このトゥ・レ・ジュールは韓国資本のチェーン店だそうです。これ以外にも、最近、ディエンビエンフー通り沿いに、やはり韓国系と思われるベーカリーができました。ここにはあん餅が置いてあり、買って帰ったところ、まさに日本のあん餅。餅は柔らかく、中のこしあんの甘さも上品で、緑茶と一緒に美味しく頂きました。


お店の人は、あん餅を「これは、韓国のスイーツです」と説明していましたが、韓国にもあん餅があるのでしょうか。韓国と日本の食文化は、共通点がいろいろありますから、あん餅もその一つなのかもしれませんね。


話が脱線してしまいましたが、ともあれ、ホーチミン市に、このように国外の文化が入って来ることで、外国人にも住みやすい街になっていくのでしょう。


<データ>

Tous les Jours トゥー・レ・ジュール
住所:59 Tran Hung Dao, Q.1, TP.HCM(市民劇場から徒歩20分)
電話:08-39144347
営業時間:06:00~23:00(無休)
英語メニューあり/無線ランあり/トイレ○
*他にもハイバーチュン通り店、ダイヤモンドプラザ店、グエンティミンカイ店がある。

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