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中国茶に興味ある皆様へ

ご無沙汰しております。
当然ですが中国茶を飲みながらお話する茶話会を開催いたします。
ご都合が合えば是非ご参加下さい。今回は年末の土曜日開催です。

この会は中国茶を通じて『茶縁』を広げる目的で開催するものです。
大変気楽な会ですので、お茶好きの方は勿論友達の輪を広げたい方も
是非ご参加ください。お友達にもお知らせ頂けると幸いです。

※今回は年末の上、ショートノーティスで申し訳ありません。
全くの思い付き開催、二人以上参加で開催です。

尚来年1月17日午前10時より第4回バンコック茶会が開かれ、
須賀が茶旅の話をします。ただ平日の午前中ですので、
参加が難しい方、茶旅の話が聞きたい方、今回必要あればお話します。

・日時  12月29日(土)午後2時よりダラダラと
(早めに帰る、遅めに来るなど時間は自由)
その後本格中華の店に移動して夕飯を食べるかも??

・場所  BTSチョンノンシー駅すぐ プーアール茶専門店
http://www.yyisland.com/yy/terakoyachina/item/5231
 

・費用  参加人数により決定

ご参加可能な方はご連絡ください。お待ちしております。

今後この案内が不要な方もご連絡ください。

須賀 努

ブログ 寺子屋チャイナ
http://www.yyisland.com/yy/terakoyachina/

 

 

(5)ミャンマーの紅茶、そして納豆

山から下りてきた。少し疲れたな、と思うと、TAMがちゃんと休憩を取る。実にすばらしい。地元民が行く食堂に入る。男性しかいない。皆、昼間から衛星放送でサッカーを見ている。ここで紅茶を頼んでみる。ミャンマーの紅茶、どんなものだろうか。




TAM達はお茶を頼み、何やら皮に包まれた食べ物を食べる。少しドロッとした触感で、卵が入り、美味しい。でも何かはとうとう分からない。紅茶はかなり濃い。細かい茶葉のカスかな、と思われる。ミルクを入れて飲むが、うーん。







一度ホテルに戻り、直ぐにまた出掛ける。今日も又市場へやってきた。かなりローカルで小さい市場、小学校に近く、生徒がお菓子などを買っている。農村地区でも現金社会に突入か。




納豆があった。籠に入っていたが、完全に日本の納豆と同じ。筍と混ぜてご飯にかけて食べてみた。醤油が無いので、少し味が異なるが、実にうまい。茶を飲みながら食べるとかなり合う。豆腐もまた食べてしまう。市場で好きなものを好きなだけ食べる、いい暮らしだ。







子供達が店番をする店もあった。野菜を売っているが、彼らはこんなに小さくても商売は出来るのだろうか。恐らくは周囲の人々、お客とも、子供を大切にしているのだろう。日本にもこんな光景があるだろうか。


 

6月25日(月)   (4)ビンダヤ山中のラペソー

昨晩も10時間以上寝た。日本やタイで10時間以上寝ることはこの歳になると厳しいが、ミャンマーの田舎では全く問題ない。何と言ってもネットが繋がらないことがストレスを減らしている。朝から散歩。ビンダヤの大きな池の周囲を歩く。実にいい風景だ。涼しい。朝ごはんはチャーハンと目玉焼き。これも素朴でよい。




今日は過去3回行った、ビンダヤ山中の茶農家へ行く。既に慣れた山道、洞窟寺院の横から、ビンダヤの街を眼下に見ながら上る。快適。歩くこと30分、もう村に着いた。そんなに近かっただろうか、でも見覚えのある村。




一軒の茶農家に入る。そうだ、ここは7年前に来たところだ。以前は暗かった室内が何となく明るい。テレビを見ている。前は電気が来ていただろうか。おばさんが2人でおしゃべりしていた。ラペソーと呼ばれる食べるお茶を作っている様子はない。お茶が出て、ラペソーも出てきた。7年前より美味しい気がする。ラペソーと混ぜる塩の効いた煎り豆が美味い。全体的に余裕が感じられる。凄く豊かになった訳ではないが、何故だろうか。ご主人はいない。







他の茶農家も2-3軒訪ねてみた。こちらでは数人で茶葉の選別、茶作りが行われていた。みんな何となく明るい。一部簡単な機械も導入されており、多少進化した感じだが、基本的には手作業。効率が良いとは決して言えないが、そこには日々の営みが感じられた。







茶畑は閑散としていた。恐らくはもっと山奥で栽培しているのだろうが、この付近ではもうあまり育てていないらしい。ラペソーの値段は7年前とそう変わらない。ずーっと茶を育てていても、豊かにはならない。そんな声が聞こえた。村の家に衛星放送のアンテナが立っていた。電気が来る村では現金収入を必要としていた。ラペソーはミャンマー人の好物だが、今後どうなって行くのだろうか。ちょっと心配だ。





 

(3)焼き物と子供達

もう一つの村では焼き物などを作っているということで訪ねてみた。ところが既に村では殆ど作られておらず、完全に空振り。7年の間に大きな変化が見られた。TAMが一軒の家に入り込む。情報収集か。




中では子供達が数人遊んでいたが、突然の来訪者に少し驚き、また興味津々の様子。この子供たち、年齢もバラバラで、年長者を中心に遊んでいる。私が子供の頃まで日本でも見られた風景、かなり懐かしい。




一番の年長者、14歳の女の子が促されて轆轤を回し始めた。小さい頃、習ったらしい。家の中には今でも焼き物を作る道具はあり、頼まれれば作るようだ。みんな興味を持ってその動作を眺める。そして出来た物をみて、大声で笑う。何とも子供らしい、と言える。この村の男たちも出稼ぎに行っているようだ。お父さんがいない、でも仲間はいる、うーん。




表に出てみんなで記念写真を撮る。子供達はとてもいい表情をしている。少しはにかみながらも、目が輝いている。今回の旅のベストショットかもしれない。この村を後にするのは少し残念な気がした。




街に戻り、お寺へ行く。今回ヤンゴンでは全く行かなかったので久しぶり。ところがそこに住まう少年僧達の掃除を見て、何だか少しがっかり。目の輝きはなく、一生懸命さもなかった。田舎が少しずつ街になり、街が少しずつ都市になる。そして少しずつ残念な状況が起こる。これは仕方がないことか。


 

(2)マイクロファイナンス

本日は雨模様。山道を歩くのは大変だということで、お茶の村へ行くのは明日にする。代わりに車で行けるビンダヤの村を訪問。以前も行ったことがある紙工場へ行く。ビンダヤには伝統的に上質の和紙?を作る家内工業がある。今では傘などを作っているのだが、元々はアヘンなどを包むために作られていたと推測できる。勿論村人は誰一人そのことには触れないが。




村で手広く工場をやっている家を訪ねた。先ずお茶が出る。ミャンマー緑茶。そして茶菓子として、納豆を焼いた煎餅が出る。これがなかなか香ばしい。ポテトチップスもここの特産品だ。




工場を経営する夫婦と話していると、何とここの工場拡張に際して、マイクロファイナンスを活用したと聞き、驚く。マイクロファイナンスはバングラディシュで有名となった小規模ローン。独自の返済システムで貧しい人々にも資金が回るようにし、自立して個人事業が出来るようにした仕組み。今やミャンマーの田舎にもこの仕組みが導入され、人々が活用しているというのだ。




夫婦によれば、日本円で5万円程度を低利で借り、毎月少額を返し、工場を大きく出来た(周辺の小規模工場を併合)という。手続きも簡単で、職員が村へ来て説明し、返済資金の回収もしてくれたらしい。非常に便利であり、称賛していた。ただ後日他の村で聞くと、手続きが面倒、返済を遠くまでしに行った、など、反対の意見も聞かれ、まだまだ途上なのかなと思われた。


 

3.ビンダヤ  (1)市場のランチ

ビンダヤへ着いた。ビンダヤへは過去3回来ている懐かしの地。ちょうど昼時であり、市場へ入って行く。初めてこの市場へ来て、TAMから「食べろ」と言われた豆腐。あのおいしさが忘れられず、今日も豆腐を賞味する。




黄色い豆腐、食べ方が色々あることを知る。豆腐にキャベツを乗せ、たれをつけると絶品になる。豆腐を揚げて、そこにたれを付けるものもある。また豆腐を揚げてポテトチップスのようにしたものも美味い。




私があまりに美味い、というものだから、店のオジサンとおばさんも笑顔になる。こんな時が本当に幸せを感じられる時。決して豪華な料理も出もなく、珍品でもない、普通の生活の中に喜びがある。




この市場、8年前と何ら変わっていない。ミャンマーの変化など一切感じられない。漢方薬を売る店は以前同様、薬を煎じて瓶に入れているし、乾物の屋の店先には僅かばかりの茶葉が置かれている。




ホテルへ行く。ホテルは前回と変わっていた。新しく家族経営のホテルが出来ており、清潔で愛想も良かった。ネット小屋が作られており、ネット可能とのことだったが、やはり全く繋がらなかった。おまけにここビンダヤでは、何と携帯のアンテナが立たなかった。TAMも仕方ない、といった表情。昔と変わらないということはそういうことだ。今はそれを満喫しよう、という気分になる。





 

(13)石炭炭鉱

アンバンの駅には車が待っていた。恐らくは車の方が何倍も速く着いたことだろう。あくまでも列車の経験を積むための乗車だった。アンバンの駅は木造の質素な駅ではなく、コンクリートの立派な建物だった。この辺には何かあるのだろうか。周囲は相変わらず、田園風景、理解に苦しむ。




車でビンダヤへ向かう。途中でTAMが「ちょっと寄りましょう」という。こういう時は素直に従う。必ず面白いことがあると経験から判断できる。しかし一見何もない草原を降りていく。牛飼いの少年と何か話した後、更に進む。一体何があるのか。




粗末な小屋が見えてきた。中に人はいなかった。更に行くと、ようやく人がいた。TAMが話し掛けると、首を振っている。どういうことだろうか。その女性に着いて近くへ行くと、地面が掘り返され、黒い物が出ていた。




「石炭です」とTAM。え、こんな平地で石炭が出るのか。しかし規模は実に小さいし、完全な手掘りだ。昔中国の河北省あたりで見た小規模炭坑と比べても、何とも小さい。しかも今は作業している様子もない。聞けば、最近は石炭価格が下がり、採算が合わないため、掘り出していない。男たちは北部の炭鉱へ出稼ぎに行ってしまい、残った者がこの地で見張り番をしているらしい。




それにしても、ミャンマーは資源宝庫だとは聞いていたが、こんな普通の場所でも掘れば石炭が出るとは。付近では水牛を使った伝統的な農業が展開されていた。ミャンマーの奥深さが感じられる光景だった。そういう意味ではミャンマーは楽園、かもしれない。


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