とても忙しい一日 これが香港ライフだ!(1月25日)
本日は朝6時前に起き、6時半に家を出る。尖沙咀東へ行くのだが、どうやって行くのが良いか分からない。取り敢えず家の前のバス停からMTR 欣澳駅行きのバスに乗る。実はこのバスが非常に頻繁に出ており、フェリーでセントラルへ出るより、ずっと便利であることを知る。朝早いがかなり多くの人が乗り込む。そして15分後には欣澳駅着。
この駅前は本当に何もない。駅しかないと言ってよい。そのまま駅へ行き、改札を通ると列車が待っていて、九龍、香港方面へ行ける。反対側のホームからはディズニーランド行きの列車が出る。欣澳から南昌へ行き、ウエストラインへ乗り換えると、あっと言う間に尖東に着いてしまった。驚きの速さ、香港的便利さここにあり。
尖東のホテルにNさんを訪ね、朝食。Nさんとは昨年8月の新疆の旅で出会う。ホータンでほんの一日ご一緒しただけだったが、ご縁が繋がり、お会いした。2000年代にともに香港に駐在していたことも分かり、話が弾む。
そして尖東からMTR尖沙咀駅まで歩き、油麻地へ。そこで大学の後輩Mさんと待ち合わせて、2月のお茶イベントの打ち合わせ。平日午前中のママたちの為の飲茶イベント。初めての体験で少しワクワク。飲茶を食べながら、お茶を説明する、どんなお茶飲むんだ?
更にその後香港人と日本人のお二人がジョインし、また別のイベント企画を英語と日本語ちゃんぽんで会話。何だか、色々な角度から話が出て、検討されていく。日本語だけではなく、英語でのセミナー?有り得ねー、と思ったが、今は受け身の修行の身。成り行きに任せよう。
次は油麻地から金鐘へ。20年来お付き合いのある元同業者、Iさんのオフィスに行き、近況を聞く。結構大規模な開発などやっており、驚く。そして灣仔の渋いホテルの地下でランチ。欧米人客が多い、雰囲気の良いバーだが、ランチの値段は割安。久しぶりのパブランチを美味しく頂く。
午後は銅鑼湾の某所へ。こちらでも2-3月のセミナーイベントの打ち合わせ。ちょっと本腰入れて取り組もう。ちょっとした話が別の話に繋がり、また広がって行く。凄い展開もあった。うーん、どうしてだろうか、順回転!
今度は歩いて中央図書館へ。ここでコピーをと思ったが出来無いようだった。無料でネットは繋がったのでメールチェック。そしてバスで香港大学へ。何とコピーの仕方が分からずまごつく。オフィス管理人?Tさんに聞くと簡単に答えを出してくれ助かる。
暮れなずむ大学を後にしたが、新キャンパスのこと、どこからバスに乗れるのかもわからず、学生の後をついて行く。そして何とかバス停にたどり着き、今度はバスを選んでみたが、どれに乗ってよいか分からずやって来たものに飛び乗ると、それがちゃんと目的地に着く。不思議だ。
夜は昔から仲良しのMちゃんとのそのお友達Mさんと上環のインド料理屋へ。小さなビルの小さなお店だが、中はきれい。デリーにはこういう店は無いな。日本人はナンしか頼まないので、先日インドで美味しかったキャベツパラタを特別に注文してみたが。残念ながらイマイチ不評。何故だろうか、料理人は南インドの人なのか??
香港在住20年を超えるMさんから香港最新事情を聴き、明日からの活動のネタを習得。それにしても大陸が香港の粉ミルクなどを買い占める絡繰り、凄いな、これ。島暮らしでは知り得ないリアル香港だ。
歩いてフェリーターミナルへ。10時のフェリーに間に合ったので、DBの家に10時38分着。これはいい。ビール飲んで疲れた時は波止場にバスが待っている、こうでなくちゃ。でも本当に疲れた。明日は朝からシンセンだ、さてどうなるの。
《トルコの茶畑を訪ねて2012》 2012年9月20日-10月2日
活動拠点をバンコックに移した。これからは西のアジアを目指そうと思っていた。どこが良いだろうかと考えていると、「トルコは世界で5番目の茶葉生産国、第3位の消費国」という言葉が耳に入った。え、そんなにお茶が取れるの?そして街中でチャイを飲んでいるの?
トルコがアジアかどうかも考えずに、バンコックからどのくらい遠いかも調べずに、行くことに決めて、航空券を予約する。トルコ航空。でも航空券がかなり高い。アジアでは考えられない金額だった。そして飛行時間10時間、何でそんなに掛かるのか。すべて私が悪かった。だが行くと決めたら、行くのだ。
しかし茶畑はどこに。それだけは事前に東京のトルコ大使館観光担当に教えてもらっていた。関係ありそうな人も紹介してもらった。だが、なかなか核心に辿りつけない。英語も通じないらしい。有力なツテが無いまま、出発4日前になった。当日バンコックで茶会を開くと、その会場のオーナーが「トルコの知り合いを紹介しよう」と言ってくれた。2日前に再度その店に行くと「そうそう紹介しなくちゃ」と言いながら、携帯からメールを打ってくれた。それが大きなご縁になろうとは。
1. イスタンブール1 9月20日(木) 飛んでイスタンブール
飛んでイスタンブールという歌があったが、まさか自分がイスタンブールに飛んでいくとは思っていなかった。トルコ航空、何とスターアライアンスメンバーであり、機体もきれい。とても良い雰囲気。
座席では映画が見られるようになっていた。飛行時間が長いので、何をしようかと思い、何となく、映画の所を開くと、何と何と、日本語が選択できるではないか。「フォレストガンプ」というアメリカ映画を選択して、見た。完璧な日本語吹き替えだった。主演のトム・ハンクスの朴訥とした演技が良かった。人生を考えた。
そして3時間が過ぎ、「ミッション・インポッシブル」なる映画を見始める。本当は機内で寝ようと思っていたのだが、トム・クルーズ主演のこの映画にも引き込まれ、ついつい見てしまった。そしてミッション・インポッシブル2を探したが、何故か英語吹き替え、そして何故か、ミッション・インポッシブル3は日本語だったので、3を見る。舞台に上海が出てきており、サッカーの中田と一時話題なった香港の女優、マギー・Qも出ていた。そして瞬く間に9時間近くが過ぎ、疲れた。
食事はかなり良い物が出て、満足。しかも飛行中、2回も出た。午前11時にバンコックを出発し、トルコ時間午後3時に到着。バンコックとの時差は5時間あり、飛行時間は10時間だった。まさに南から北西に飛んで行ったわけだ。遠い、遠い、アジアの果て、いや。
【番外編】太原へ行く
ウルムチから飛行機に乗り、真っ直ぐに北京に向かわず、山西省太原へ行った。何故そんな所へ行ったのか。実は中国全省、直轄都市で行っていなかったのが山西省だけだったから。何とも単純な理由だが、取り敢えずこれで所謂全省制覇をしたことになる。思えば1986年9月に留学のために降り立った上海を皮切りに、26年掛かったことになる。
途中まではそれを意識していたが、2000年に北京に駐在していた時、理由もなく各省、都市に行っても意味がない、と思い、茶旅を始めた。茶の産地はある程度南に偏っているため、最後に山西が残った。しかし山西と言えば、北京の直ぐ隣。一度は山西へ行こうと誘われ、長城を超えて、あと一歩の所まで行ったが、何故か戻ってきてしまった。宿泊した都市は正確ではないが、100ぐらいであろう。よくぞ、行ったものだ。
8月23日(木) 太原の空は青かった
山西省と言えば、石炭の産地。成金も一杯いて、お金のある印象がある。同時に大気汚染がひどく、空はいつも澱んでおり、あまり行きたい場所ではない、と思っていた。それが空港に着いて空を見上げると、真っ青な青空だった。タクシーに乗り込み、運転手に聞くと「昔はひどかったが、今はよくなったよ」と簡単に言う。そんな魔法のような話があるのだろうか。中国政府も山西の汚染は看過できずに世銀などの資金も使い、浄化に務めたということだが。百聞は一見に如かず。
そして空港から市内へ入る道路の周囲は、今が開発ラッシュ。新しいマンションがごっそりできており、まだ建設中のものも多く見られる。山西は石炭成金が多く、北京や上海など大都市のマンション、ビルなどをかなり買っていると聞いたが、地元ではこれから不動産ブームが起こるのだろうか。ちょっと意外な気がした。最高級マンションが㎡/2万元、程度とのこと。北京の平均値以下であり、どうなんだろうか。
はたまた不動産価格が上がらない、開発が遅れていたのは、やはり環境汚染のせいなのだろうか。そうであれば、十分に価格上昇の余地があることになるが、投資規制などはよく分からない。
コラム → http://www.yyisland.com/yy/terakoyachina/item/5257
完
8月23日(木) (4)揺れる新疆(心境)
何となく、静かな熱狂?の中、新疆滞在が終了した。今回が3回目の新疆であったが、大学の調査団もこれにて一度終了ということで、今後新疆を再訪する機会があるかどうか分からない。それでもふつうは1度、良くても2度くらいしか行かない地域に3回も来られたことに感謝せねば、と思う。
再び空港へ向かう。前回は大渋滞に巻き込まれ、かなり慌てたので、今回は早めにタクシーに乗る。ところが早めに行動するとなぜかスムーズに行ってしまい、早く到着してしまう。人間のやることは上手く出来てはいない。
セキュリティチェックも、空港内部ももうかなり慣れており、スムーズに運ぶ。ただこの空港ではWIFIが無い。メールチェックなどは出来ない。新疆は相変わらず、揺れている。秋の党大会へ向けて、一層警備は厳しくなるだろう。さよなら、新疆。
変わっちゃった香港大学(1月22日)
今年も昨年に引き続き、香港大学にお世話になる。N先生の授業はとてもユニークで大いに参考になるので、学校嫌いの私にしては出席するのを楽しみにしている。だが香港に到着すると突然「授業の日程が木曜日から火曜日に変更になった」と告げられる。早くも波乱の予感?
もう一つ告げられたことは「新キャンパスに移っており、迷路のようで分かり難い」ということ。何と大学の図書館でN先生のアシスタントをしているTさんが迎えてくれるというのだ。正直香港大学ほどの広さのキャンパスで迷路はないだろうと思ったが、いや待て、元々のキャンパスも実は迷路のようで、前回全てを把握できなかったことを思い出し素直に出迎えを受ける。
昨年のさよならイベント → http://www.yyisland.com/yy/terakoyachina/item/4898
図書館のカードも使えたので、早々お茶関係の本を2冊借りる。果たして今年はちゃんと読み終えるだろうか、それともまた積読?Tさんの案内で新キャンパスへ。確かにキャンパスが西へグーッと伸びており、ハーバービューの道を歩く。そして同じようなビル名を潜り抜け、今回の教室、教授室、私も使わせて頂くオフィスのあるビルにたどり着く。その間、10分以上。香港大学も変わったな。
勿論新築のオフィスはきれいで、機能的な雰囲気。ただ昔のビルはそれはそれで風情があってよかったのだが、時の流れには逆らえない。今回手続きは殆どなく、共同オフィスに机を与えられ、ネットも繋がった。スムーズ。ここからの眺めは最高に良い。素晴らしい環境。しかもTさんも同室で色々と丁寧に教えてくれるので、前回のような試行錯誤は全くない。これも素晴らしい。
今回の授業は「北海道の農産物を香港で売る」支援だとか。とても面白そうな話で興味がわく。因みに昨年の授業は「NHKテレビで中国語のテキスト」にも掲載したが、香港人の日本観光誘致支援。
こんなイベントで発表会 → http://www.yyisland.com/yy/terakoyachina/item/4856
お昼は新しく出来たベジレストランへ。おかずは量り売り。確か台湾でも見たスタイル。エコ使用のレストランで面白い。
その後、Facebookを見ていると、突然M先生の投稿が目に留まる。Mさん、今香港ですか?と呼び掛けると、何と香港大学内におり、久しぶりにお茶をした。これも学内のスターバックス。図書館横の以前からあるスタバも改装されて綺麗になっており、何と新キャンパスにももう一つスタバが出来ている。凄い人気だ。座る席すらない。その他、アメリカで学んだ日本史を英語で授業する日本人Nさんとも遭遇。何とも楽しげなスタートを切る。
(3)レンガ茶
ウイグル人居住地区にはお茶屋さんもいくつかあった。現在流行っているお茶は雪菊茶。有機とか、高山とかという言葉も踊るが、何となく敬遠してしまう。実はこのお茶、健康に良いという触れ込みで、内地中国人が高値で買っていたようだが、その後価格が30分の1に大暴落したとのニュースが後日あった。お茶の投機とは如何なものだろうか。ただ中国人の健康志向は本物かもしれない。
Oさんと落ち合い、先日閉まっていたレンガ茶の専門店へ向かう。レンガ茶はウイグル人の生活必需品ということで、どこでも売っているのだが、それは廉価な日用品。この店は昨今の黒茶ブームに合わせて、比較的高級な黒茶を販売している。2年前に出来たというから、所得が向上した結果なのだろう。
この店は新疆出身の漢族が経営している。現在新疆において黒茶の販売が伸びていることなどは丁寧に教えてくれたが、一体なぜ新疆でこれだけレンガ茶が飲まれているのか、その歴史について尋ねると「俺たちはこの工場から茶を買っている。詳しいことはそこへ行って聞け」と1枚のパンフレットを渡される。
その工場は何と湖南省にあった。私は9月からバンコック滞在となり、当分中国ともご縁が無いだろうから、行くこともないだろうと思っていたが、実はその2か月後にはその工場を訪問していたのだから、人の運命は分からない。兎に角、新疆でのお茶調査は完全に失敗に終わってしまった。
ディスカバリーベイに住み始める(1月21日)
午前中、鍵を取りにある日本人の方の所へ行く。今回の香港での住居はランタオ島のディスカバリーベイ(以下DB)。これまでのラマ島、長洲島はどちらかというと庶民的な感じだが、ここDBは欧米人も多く住む高級な住宅地というイメージがある。大丈夫か??
セントラルのフェリーターミナルからDBへ。これまでの2つの島へのフェリーとほぼ同じ場所から出て、時間的にも30分弱で同じ。だが、料金は違った。ラマ島が片道16.1ドル、長洲島が24.6ドル(遅いフェリーなら12.6ドル)なのに対して、DB行きは33.8ドル。毎日この船に乗るのは正直辛い。
午後1時の船に乗っていたのは、幼稚園生、小学生とその保護者。やはり欧米人も多い。何だか気後れする。船はこれまでとあまり変わらない。何故料金がこんなに違うのだろうか。日本では住む地域の所得を考慮することなど、有り得ないのだが。
DBに到着。何となく懐かしいのはその昔、駐在員だった頃、時々ここにゴルフに来ていたから。勿論その時に比べると遥かに発展しており、きれいなレストラン、ショッピングセンターも出来ていた。なにより嬉しいのは、バスが走っていること。これまでの2島では、乗り物は無く、全て足に頼っていたが、今回は疲れていれば乗り物に乗れるのがとても気が楽。大荷物を持って、4ドルのバスで3つほど行った所で降りる。この辺は完全なマンション街。道の両側にマンションが立ち並ぶ。
部屋はDBビュー。素晴らしい景色がそこにあった。夜にはディズニーランドの花火も見えるらしい。ネットも繋がるし、何も問題はなかった。周囲の環境も抜群で、小さな子供達が楽しそうに遊んでいた。静かで緑があり、海もある。香港の喧騒を消し去ったような街だ。
歩いてウエルカムへ買い物に出る。立派なショッピング街に、その上は学校。公文まである。全てが最近作られた場所。アメリカのどこかの街を参考に作ったのだろうか。私には少し違和感あり。物価も決して安くはない。
夕方もう一度フェリーターミナル付近を散策。マンションからターミナルへは基本的に下りで、15分程度。現在の快適な気温であればいい散歩になる。ビーチへ出ると夕暮れの風景がなかなかの風情。
だが古くからあるレストランなどは全くなく、食事をする場所を見付けるのも一苦労。これから4か月、どのように生きていくのか、この島で。便利な島にもそれなりの悩みはある(いやお金がないだけ)。
8月22日(水) (2)遂に羊スープ
翌日N教授一行の帰国を見送り、一人になった。兎に角一人になればやりたいことは1つ。羊スープを飲むことだった。歩いてウイグル人が多く住む地域へ行く。豊富なフルーツを売る店があり、羊が吊るされている肉屋も露天になっていた。何となく近づいてきている。
横道に入ると、ケバブを焼く店があり、ポーラが大鍋で作られている。あったあった、店の前にドラム缶を出し、羊肉を豪快に湯がいていた。そして肉は外へ出し、そのスープを美味しく頂く。
ベーグルのようなナンを頼み、スープに浸して食べる。ウマい。スープは本当にコクがある。肉も柔らかい。幸せだな、と思う。この暑い新疆で熱いスープを飲む。暑い時は熱い物が良いのかもしれない。これで15元はやはり安い。周辺の店の雰囲気も良い。このようなウイグル人居住区はいつまでも残っていて欲しい。
バンコックから香港へエチオピア航空で行く(1月20日)
バンコックでの4か月の滞在を終え、香港へ向かった。この4か月、旅に連続であったにもかかわらず、荷物は増え続け、とうとう一部をバンコックに積み残した。これはまたバンコックへ戻れという合図か、それとも旅への警告か。スーツケースにいつものキャリーバッグ、そしていつものリュックに手提げ袋、何とも珍妙な格好で空港を歩く。目指すカウンターはエチオピア航空。今日はバンコック→香港間を何と初めて乗るアフリカ系エアラインで行く。何故エチオピアなのか。それは何とスターアライアンスメンバーだから。タイ航空は高い、と思っていると横からYさんが「それならエチオピア航空です」との助言を行い、そのまま採用となった。実は料金だけならエミレーツも安いらしい。今後試してみよう。
チェックインカウンターには案の定、誰もいない。職員は暇そうにしていた。旅行会社のYさんは座席指定をしてくれていたが、「そんな席はありません」と一言。なんだそれ?そして14:35発の予定がさり気無く、14:50に変更になっていた。だが、搭乗開始時刻は13:35。これはちょっと早過ぎるのではないか。職員は「ディレーはありません。出来るだけ早く乗って下さい」というが、意味が分からない。早く行って待つのも嫌なので、13:50にゲートへ行くと既に「Boarding」の表示。そして誰もいない待合室。出発1時間前なのに、バスで移動する訳でもないのに、既に搭乗はほぼ終わっていた。
機内には空いており、怠惰な空気が流れていた。新たに選んだ座席へ行くと、そこにはアフリカ系の女性が横になって寝ていた。起こそうかと思ったが、CAが「こちらへどうぞ」と言い、後ろの3席開いているシートへ案内。これじゃ、まるで長距離バス状態。殆どの乗客は10時間以上かけてバンコックまで来てトランジット中。
CAは全て女性。荷物を上げるものも笑顔で手伝ってくれた。親切。そして私が日本のパスポートを持っているのを見て「本当に日本人か」と驚いた顔で聞いてきた。そんなに珍しいのかと周囲を見ると、乗客はアフリカ系もいるが、中国人が多かった。私を帰化した中国人だと思ったかもしれない。中国系の人々は殆どがアフリカで商売をしている、または技術者などに違いない。先日乗ったスリランカ航空の中国人乗客が明らかに労働者だったのとは異なるようだ。
飛行機は14:50出発予定とは何の関係もなく、14:20にはゲートクローズ。14:40には離陸した。この適当さが良い。バンコックから搭乗した乗客は私を含めてわずか数人だったと思われる。機内食は特にアフリカ系でもなく、普通の食事。食後のコーヒーもエチオピア特産かどうか不明。中国人達は長旅に飽きており、大声で話しだす。折角アフリカ系に乗ったのに、これでは中国の国内線と変わりはない。アフリカ系の皆さんはぐっすりお休みになっていた。CAが陽気で親切なのが、中国系とは全く違う点と言える。
フライトは順調に行き、定刻18:45と何の関係もなく、17:50には香港に着陸していた。最近殆ど見ない早い到着であった。この航空会社、いい加減と言えばいい加減、合理的と言えば、合理的。とても良い経験となった。そしていつもの日本人宿に転がり込み、香港生活がスタートした。