ホテルは小さな門を潜って中に入った。門番がちゃんといる。建物は結構きれいで安堵。最近出来たと思われる。部屋もそこそこ広くOK。天井に大きな扇風機があり、早速回す。懸案のネットは「部屋で使うなら、一日500rp。だけど、ロビーならタダ。」というので、この狭いロビーでやってみる。机が一つだけあり、そこを使うと電源も確保できて、すぐに繋がった。これはいい。
このホテル、外国人の団体が多い。フランス、イタリアあたりか。やはりそれなりにきれいだからだろう。また博物館に近いという利点もあるかもしれない。ネットしながら見ていると、様々な人種の人が出入りしていた。
部屋に戻り、シャワーを浴びようとしたが、何故かお湯が出ない。結構暑かったので、そのまま水浴び。ちょうど良かったが、湯が出ないのはちょっと。TVは壁に掛かっているサムソンの大型。これで衛星放送を見る。インドに来たのだからとこの日から、毎日クリケットを見て勉強した。ムンバイインディアンズが強くて人気のあるチームだと分かる。
因みにその後もシャワーのお湯は出なかった。フロントに文句を言うとその度に「必ず出ます」と言うのだが。3日目には泥水まで出て来た。何か修理はしたのだが裏目に出たようだ。まあラダックでのホームステイ体験などで、お湯が出来ることが必須ではなくなっていたので、我慢する。サラリーマン時代の私なら、切れて大変だったことだろう。自分を冷静に見つめられるようになったことは進歩か。
窓から外を見ると、何かが煌めく。人が大勢で、人形のようなものを山車に載せて、行進している。太鼓が叩かれ、所謂お祭り騒ぎだ。これは何だろうか。隣の男性は「今日はドルガプージャの最終日で盛り上がっています」という。人形はドルガであるわけだ。ドルガプージャは、ベンガルの1年に1度のお祭り、その最終日の夜ともなれば、相当の盛り上がり。
道には大勢の見物人が出ていて、凄い状態。交通は遮断されるし、タクシーの奪い合い、バスやリキシャーには人が詰め込まれている。これは本当のお祭り騒ぎだ。そして我がタクシーも何とか喧騒を抜ける。ホテルはどこだろう、いやここはどこだろうか。それから長い時間タクシーに乗っていた。さっき見たのは市内ではなく、郊外だったのだ。
市内中心に入ると、やはりライトアップされている。それは何とも言えない、不思議な空間。まるで映画のセットに紛れ込んだような錯覚を覚える。この街は何と古めかしい、とても素晴らしい、植民地時代の建物を残した街であった。かなり細い道を何度か通り、ようやくホテルに着いた時には結構疲れていた。
それでもホテルをすぐに出て、お祭りを探す。この辺は繁華街なのか、人通りは多いが、お祭りは見られない。兎に角暑くて、のどが渇く。冷たい飲み物を買おうとしたが、なかなか見つからない。冷蔵庫を使う所は多くない。大通りに出て、何とか冷蔵庫を発見、自らスプライトを取り出す。お爺さんに渡すがいくらか分からず、100rpを差し出す。おつりが来た。30rpだったようだ。
スプライトを飲み始めると急に腹が減る。明るくはないコルカタの街に徐々に慣れている。チキンエッグロールと英語で書かれた店の前で止まる。これなら食べられそうだ。息子が卵を溶き、大きな鉄板に敷き、そして後は親父がひっくり返す。ようはクレープだ。出来上がるとそこにチキンを混ぜて丸める。一口食べると周りの卵の温かさと中のチキンがマッチしている。まあ、親子丼と同じ発想か。35rp。
マクドナルドでは多くの若者がハンバーガーを頬張り、ポテトをつまむ。外では老婆がそのような金持ちに小銭をせびる。最後に路地に入ると、テントが張られ、中にドルガが祭られていた。写真を撮らせてもらったが、何だか人形劇の舞台のよう。インドは多様だ。
今回ビザを取ろうと茗荷谷のインドビザセンターに出頭すると「あなたのビザはマルチですから必要ありませんよ」と言われる。え、7月のラダック行きに取ったビザは何とまだ有効であった。2か月間入国禁止が頭にあり、混同する。
それでも何となく、入国時には緊張する。何か間違いがあって入国できない、ということはないだろうか。心配性なのである。今回も直ぐに飛行機を降り、真っ先にイミグレに進む。イミグレの係官は「このビザを使うのだな」と念を押す。緊張が走る。そして呆気ないほど簡単にスタンプが押される。荷物も簡単に出て来る。
さて、心の準備が出来ていない。こんなに早く出て来るとは。これからどうやって、街へ行くのか。確か旅行社のセットさんのメールでは誰かが来るようなことが書いてあったが、どうやって会うのだろうか。
出口を探していると、一般ゲートよりだいぶ前にミニゲートがあり、そこに目をやると一人の男性が立っていた。彼は慌てて紙を上げる。そこには私の名前があった。迎えがあった。旅行社の人だから中まで入れたようだ。「タクシーチケットを買って」と言われ、横を見るとプリペイドタクシーの窓口があった。しかしどこへ行くのか分からない。ホテルの名前すら知らないのだ。
その男性はとうとう中に入ってきて、代わりに処理してくれた。本当はいけないことのようだが、外国人だし仕方ない、と警備員も諦め顔。そして2人で外へ出ると、特に秩序だって待っている訳ではないタクシーの方に近づき、何か言うと、極めてクラシックなタクシーに乗り込む。私一人ではとても対応できなかった感じ。何しろ暗い。
そうして、タクシーが走りだし、市内へ。市内に向かう道も何となくクラシックなイメージ。何故だろうか、その時音楽が聞こえ、何かが押し寄せてきた。
10月6日(木)
1. エア・アジアでコルカタへ
どうにか飛行機には乗った。が、いまだに信じられない。私は本当にコルカタ行に乗ったのだろうか。慌ててジャカルタ行に乗ってしまったのではないか。バックを忘れたように何か大きな忘れ物、勘違いはないのだろうか。
そんなことにはお構いなく、飛行機は雨の中を離陸し、そして何ごともなかったように水平飛行に入った。今回は何故か窓側の席しかなく、不慣れな席で小さくなっていた。隣はマレーシアのパスポートを持つインド系カップル。早々に注文しておいた機内食が来て、食べ始めた。何だか美味しそう。カレーか。でも、不慣れな席から不慣れな注文は出来ない。じっと我慢する。
その内にそのカップルは不意に居なくなり、そのまま帰ってこなかった。どこかにもっといい席を見付けたのだろう。そうなれば、3席を独り占め。そしてCAにメニューにあったチキンライスを注文する。さっき空港で食べたばかりだが、何度でも食べたい。ところがこれは売り切れ、仕方なく別のチキンを頼むがこれが予想外に美味しい。今度は事前に予約しよう。そうすれば少し安くなる。
4時間ほどして、飛行機は高度を下げた。コルカタが近づく。窓から外を見たが、暗くてよく見えない。インドの大地はそう簡単には姿を現さない。さて、どうなるのだろうか。
荷物検査が混んでいるとの話だったので、少し前に進む。ここでも中国人が喧嘩していた。手荷物が重量オーバーらしいが、何とか無料で持ち込もうと懸命に言い訳している。しかしここは通常空港ではなく、格安専用ターミナル。見逃すはずはなく、すごすごと引き返させられていた。この辺は融通が利かず、面白い。
出国審査を済ませると、そこは体育館、いや、どこぞのバスターミナルの雰囲気。とても国際線出発ロビーとは思われない。兎に角頻繁に出発があり、人の出入りが激しい。これほど大勢の人が待っているターミナル、LCCの力を感じる。
水を買い忘れて探す。どこも空港価格で高い。ようやく安い所を見付けて、買う。しかしその時、小さなバックを忘れてしまう。最近物忘れが激しくなったとの自覚はあるが、こんな所で忘れるとは。中には手帳や旅行計画、などが入っており慌てて戻る。何とかそのままレジの前に置かれており助かる。
定刻になっても呼び出しはなく、ディレーが告げられる。20分ほど。その間、ネットをやろうと探すと、柱の所に電源がある。ネットは無線でフリーだという。さすがLCC。多くの外国人が皆寄り添ってネットしていた。
ようやく出発のアナウンスが。ところが驚いたことに、ゲートがよく分からない。番号はあるのだが、そこには2つの列が。誰から聞いてきて左の列に並ぶ。右左同時出発だ。本当に驚いたことには、ジャカルタ行とコルカタ行の乗客が一緒に通路を歩いて行き、ある所で別れたこと。セキュリティ、大丈夫か。中には間違える乗客もいるだろうに。これがLCCだ。
何とかコルカタ行の飛行機が見えた。その時急に雨が降り出す。私も他の乗客も一斉に飛行機に向かって走り出す。LCCの搭乗は誠にシンドイ。
完
KL駅に着くと、今後はエアポート列車に乗る。LCCT行きもあるという。どこが違うのだろう。説明を聞くと空港駅のひとつ前で降り、そこからバスだという。本来なら、下からLCCT行バスに乗ればその方が安いし、楽だが、折角なので、トライする。KLIA(KL国際空港)と書かれた列車に乗る。最近はどこでも同じような車両である。40分ほど乗ると、乗り換え、そこから専用バスで15分ほど。合計時間ではあまりバスと変わらないが、やはり荷物を運んだりして不便。しかも4RMほど高い。
空港に着くと、先ずはランチ。マレーシア名物海南チキンライスを食べていなかったので探す。ようやく1軒、それらしい所があり入る。しかしとても混んでおり、荷物を持って来たことを後悔する。11RMでスープ付。決して安くはないが、まあまあか。
そしてチェックイン。前回羽田でもまごついたが、今回は本当にまごつく。ようやくWebチェックインした人は専用のカウンターに行くことが分かり、荷物を持って進む。ここはさすがに本拠地だけあり、大勢の人が列を作っている。今回は事前に15㎏までの荷物預けを予約。予約だと1,500円で済むからお得。
まだ時間があったので、レストランでネット。コーラ一つを手に奥のテーブルへ。既に先客がいたが、電源も使わせてくれた。どうやら日系企業に勤める華人のようで、携帯で何か国語も使い分けて話している。
周囲に中国人観光客が目立つ。団体で行動し、何か買う物はないかと探している。既にTVなどの電化製品を買い込んでいる人もおり、大きな荷物を抱えている。そうか、日本に今行っても、円高で買えないから、マレーシアで日系企業製品を買っているのか。なるほど。
駅前にはジャスコがあり、その奥のホテルロビーへ。そこにはこれまたご紹介頂いたKさん夫妻が待っていてくれた。Kさんがご主人と一緒に来るとは思っておらず、最初は分からなかった。先方も私が日本人らしくないため、英語で話し掛けて来た(笑い)。
ロビーで1時間ほどお話を聞く。この7月よりKLに越してきたそうだ。ご主人は以前、KL在住経験があり、KさんもNGOなどで東南アジアはお手の物。今回は駐在員とは異なり、自ら商売を始めるという。それでロングステイヤーが多く住む、市内中心部から少し離れたこの駅の近くを自宅に選んだ。ここからバスで10-15分らしい。
ロングステイヤーは以前マレーシアの駐在経験のある人が多く、年金生活者であり、月額10-15万円の生活費を使い、優雅に暮らしている。やはり電車には乗らず、自分で車を運転している人が多い。旦那は週2回ゴルフ、奥さんは習い事をするなど、日本よりよほど快適な生活との声が多い。
英語も通じ、医療水準も高く、問題は少ない?かと思ったが、やはり交通渋滞、大気汚染、などアジア共通の問題点はあるようだ。最近は物価も少しずつ上がり、KLより安い、ペナンやコタキナバルにステイする人も出て来ている。
その後、ジャスコの中を歩く。平日の午前中でもそこそこ客がいて、しかも大量に物を買っていく。カートで駐車場へ行き、そのまま車に乗せる。置いてあるものも、皆5個、10個と纏められて売っている。日本とは感覚が違う。因みに日本食材も一通り揃っていた。
ショッピングモールには日本料理屋もあり、日本が浸透してきている様子が分かる。休日はお客で溢れるモールも今日は閑散としている。本屋に入り、先日羽田で買えなかったインドのガイドブックを探す。英語のガイドブックはとてもとても厚くて持ち歩けそうになかったので、買わず。
HOJO、と書かれたお店があった。何と日本人が出店したお茶屋さんであった。中国茶を中心にして、お土産物と言った感じで、きれいな包装で販売している。店員に北京語で話し掛けると、色々と教えてくれたが、私がKさん達と日本語を使っていると「日本人か」と驚かれる。やはりKLにも北京語を使う日本人は少ないのだろう。このHOJOさん、長野にあるお店で、ご主人はマレーシア在住経験があり、海外が良いということで出店したらしい。お茶を求めてアジア中を歩いている様子が伺える。
Kさん夫妻と別れ、KL駅へ戻る。今後は慣れているので問題ないと思ったが、予定時刻になっても電車が全く来ない。この辺の正確性には問題があるようだ。ちょっと焦る。
翌朝はホテルで朝食。2階のレストランは結構立派。食事もまあまあで納得。横には屋外プールもあり、雰囲気も悪くない。これで1泊6,000円は安い。などと思って部屋に戻るとネットが繋がらない。慌ててフロントに電話するが、「そんなはずはない」とすげない答え。再度トライするもダメ。フロントへ行き事情を話すと「今ダウンしている」という。この辺のソフトは??何とか30分で繋がり、メールチェックを終え、チェックアウト。
荷物を持って、駅へ。ここからKL駅まで電車で行って見ることに。KLでは電車は下層階級の乗り物だ、と言われ、日本人の駐在員などは決して乗らないとも聞いた。実際乗ってみるとそんなこともないが、学生なども多く、ビジネスマンなどお金がありそうな人はいない。
地下鉄と異なり、上を通ることから、KLの再開発の状況などが見られて面白かった。料金は勿論安い。ただコミューターと呼ばれる線はKL駅と直接つながっておらず、少し歩いた。
駅ではまずコインロッカーを借り、荷物を放り込む。これは意外と高い。15RMもしたから、空港まで行くバスの2倍だ。観光客向けということだろうか。 それでも当初20RMの所を使おうとすると、係のおじさんが親切にも、安い方を教えてくれた。
そして鉄道に乗り、ミッドバレーへ。ここは9年前にはなかった気がする。チケットは1RM。これを自動販売機で買ったつもりが、チケットは取り忘れ、領収証だけ受け取ってしまった。自動改札が通れずに気が付く。何だかややこしい。窓口で事情を話し、ハンコを貰って何とか通過。
ミッドバレーはKL駅から僅か1駅、とタカを括っていたら、地下鉄などではなく、在来線に乗ることになり、電車がなかなか来なかった。来た電車は大変混んでいて乗れないかと思うほど。乗ったら直ぐに着いてしまったが。そういえば、この電車にも女性専用車両が付いていた。イスラム世界では男女ははっきり分けられている。日本も朝夕などと面倒なことを言わずに、女性車両を増やせばいいと思う。
途中で車を降り、次の約束へ向かう。マレーシアと言えば、どうしても旅行を思い出す私としては、旅行の状況を聞いておきたかった。これまたご紹介を頂いたYさんを訪ねる。Yさん、旅行業界は長いが、KLは駐在約1年。
日本人のマレーシアへの観光客は横ばいだという。ただエアアジアの進出によりこの状況が徐々に変わることが期待されている。また日本の高校生の修学旅行が増加しているのが面白い。海外で、英語が通じ、交通・治安が安定している国として、注目されている。現地高校生との交流会なども、開き易い環境。
旅行業としては、マレーシアの駐在員の増加が大きい。製造業・金融業・建築業などが近年マレーシアでの事業を拡大している。経済が順調に伸びているし、チャイナ+ワンの効果もある。駐在員が来れば、家族呼び寄せから観光旅行まで需要が生じる。特に最近はKL在住者のマレーシア国内旅行が伸びている。日帰りのマラッカ、特に鉄道で行くマラッカなどは伸びているそうだ。
最近マレー人の訪日観光にも大きな期待がかかっており、少しずつ増えて来ていたが、今年は震災の影響もあり、止まってしまった。マレーシアはアジアと言うだけではなく、イスラムと言う切り口もあり、重要な拠点であるが、残念ながら日本の旅行業界は対応しきれていないという。
最後にロングステイヤー。駐在員とともに増加傾向にあり、KLに住むロングステイヤーは比較的資金的な余裕があり、旅行などに使うお金も多い。ここに注目すると同時に、新たなステイヤーを捕まえ、その友人たちの旅行を請け負い、幅を広げていくことは重要。
何だかんだで、8時過ぎまでお話を聞く。それから一駅半ほどを歩いて帰る。KLの繁華街、ネオンもきれい。パビリオンと言う名前の巨大モールが目を惹く。東京なら銀座三越、といった感じ。
夕飯はホテル前の小さな中華食堂で。どうしても華やかな繁華街で食べる気になれず、戻ってきてしまった。この食堂はおかずが沢山並んでおり、好きな物を取ってもらい、ご飯とスープを付けて、奥で食べるスタイル。何となく、台湾の自助餐に似ている。中華系らしく、神様も祭られており、皆北京語が通じる。客は9時を過ぎてもひっきりなしに入ってくる。大陸からの観光客もいる。そうか、今は国慶節の7連休、観光客は多いはずだ。
ホテルまで30RMで戻り、部屋でシャワーを浴び、そして慌ただしく階下へ。2時に約束があった。優雅なKLライフ、どころではなく、東京より忙しい。こんなスケジュールを立てたら、いかん、ディープを見習い、心穏やかな生活をしなければ。
1階ロビーで待っているとEさんはやって来た。彼女は私の昔の知り合いOさんの部下。現在は上海を本拠にKLは出張ベースで来ている。職種は不動産業。Oさんが昨年出した本に、これからはマレーシア不動産投資がお勧め、と書かれていたのを思い出し、案内してもらうことにしたのだ。
最近は日本から小金のある投資家が次々に訪れ、物件を購入しているという。先週も9人が来訪。契約を済ませたらしい。一体どんな物件を買っているのか。現場へ向かう、車はベンツだ、さすが。
1軒目はKL市内中心部の高層マンション。既に日本人も多く購入、入居している。部屋の眺望はよい。東京のマンションよりゆったりと広く、値段は安い。お買い得かも。階下にはプール、ジムが付いており、優雅なKLライフが送れそうだ。
2軒目と3軒目はモデルルームへ。基本的にEさん達が進めている物件はディベロッパーがしっかりしている開発案件。完工後も利回り保証が付くなど、面白い仕組みになっていた。ただ私のような無職の物には銀行融資が付かないので、うーん。兎に角今回見た3物件は住むための物ではなく、金融投資として考えるもの。日本円が高く、国内金利がほぼゼロなら、年率6%で回ると言われれば、考えてみたくもなる。日本人の資産はどんどん海外に流出していく。
因みに大陸中国人の投資はあまり見られず、香港、シンガポールからの投資が多いようだ。大陸では金融投資で6%と言われても、ピンとこないだろう。ついこの間まで20-30%の利回りが不動産の常識であったのだから。
帰り道、夕方のラッシュに捕まり、車は中心部で動かなくなる。KLも車の増加が著しい。